戸田敏子


1.< 氏名・生歿年地>Name und Geburtsjahr

 
戸田敏子
Toshiko TODA,

1922年5月10日東京に生まれる
2015年9月24日東京都内の病院で脳梗塞で歿(93歳)
新宿区西早稲田2丁目1-14 高野山真言宗準別格本山 「放生寺」永久の会墓苑に埋葬

2. <職業>Profession


声楽家(メゾソプラノ・アルト)/声楽教育者
Gesangsmusiker(Alt・Mezzosopran)/Erzieher

【楽歴】Musikerkarriere
東京音楽学校声楽科卒業
東京女子高等師範学校声楽教師
桐朋女子高等学校音楽科声楽科教師
東京藝術大学講師、助教授、教授、名誉教授
桐朋学園大学音楽学部教授
名古屋音楽大学教師
尚美学園大学教師
武蔵野音楽大学教師
札幌大谷短期大学音楽科講師
師事:田中伸枝、薗田誠一、リア・フォン・ヘッサート、中山悌一

【関係団体・受賞(章)歴】
二期会会員・二期会理事長
1978年第6回ウィンナーワルド・オペラ賞「オペラ大賞」受賞
1993年勲三等瑞宝章受章

3. <称号>Titled


東京藝術大学名誉教授
Tokyo University of The Arts. Honorarprofessor

4. <家系>Familie


高祖父:尾崎盛房(尾崎彦左衛門=代々相伝の名)、戸田家の先祖は正二位権大納言・平頼盛(1133~1186年)と伝えられている
曾祖父:尾崎盛之(尾崎彦左衛門)(郷士と称した。後に御室仁和寺宮の諸大夫:若林家を継ぎ従六位下・陸奥介。1848年51才で歿)
曾祖母:尾崎桃華子(熊倉市太夫の養妹、実父は丹波国篠山藩士:中村某。後に寡婦となり普明院と称した。1872年2月66才で歿)
父方の祖父:尾崎三良(正二位勲一等男爵貴族院議員の称号を持つ)、尾崎三良20才の時に三条家譜代の家来、戸田造酒の娘、戸田玉井の養子となり戸田雅樂と称し、三条少将実美の側近として幕末の国事に奔走した。三条実美の名代となり西郷隆盛など、尊皇攘夷派との交流した他、坂本龍馬・中島信行らと親交を得て、大政奉還の策を協議し岩倉具視に建策した。1867年10月大政奉還が成立し、12月8日には五卿の赦免と復位が達成され、実美は新政府の事実上のトップである副総裁の一人となり、外国事務総督を兼ねた。1868年戸田雅樂は勅許を得て神戸より英国の商船にて渡英しロンドンで法律を学ぶ。1873年西欧より帰朝し、祖先伝来の尾崎の家を復続し戸主となり尾崎三良と称した
ロシア駐在一等書記官、太政官大書記官、内務大丞、一時、元老院議官として大日本帝国憲法の審議にも当たった。貴族院議員、法制局長官、宮中顧問官、晩年には文部省維新史料編纂委員を務めた。1896年男爵を授けられる。東京市長を務めた
父方の祖母:戸田美知子、京都上賀茂社家加茂氏(藤木姓)の一族、元禁中執次役で右兵衛大尉正四位下に叙された旧官家士族の一人、藤木行顕の娘
母方の祖父:喜多川平八(1864~1940年)。京都西陣織「俵屋」経営。染織工芸家Färben und Weben Handwerker
母方の祖母:
父:戸田盛貞(男爵・尾崎三良の三男、戸田美知子の養子となり千代子と婚姻)
母:千代子(京都西陣織屋「俵屋」喜多川平八の四女、京都第一高等女学校卒)
長兄:戸田邦雄(東京帝国大学法学部卒業・外務省ユネスコ常駐政府代表の時に退官・作曲家・桐朋学園大学教授・洗足学園大学教授/音楽学部長)、勲四等瑞宝章受章
二兄:戸田盛和(東京帝国大学理学部卒業・京城帝国大学、旧制東京文理科大学で助教授・東京教育大学教授・千葉大学教授・横浜国立大学教授・放送大学名誉教授)、勲三等瑞宝章受章
三兄:戸田盛忠(東京音楽学校ピアノ科卒業(現東京藝術大学)・卒業と同時に第二次世界大戦出征、中華民国湖南省にて戦病死)
長女:戸田敏子(声楽家・東京藝術大学教授/名誉教授・第二代二期会理事長・二期会会員)、勲三等瑞宝章受章
[敏子の家族]
夫:柴田南雄(東京帝国大学理学部文学部卒業・作曲家・音楽評論家・お茶の水女子大学助/東京藝術大学/尚美音楽短期大学/放送大学の各教授、フェリス女学院大学/東京工業大学/東京大学の各講師)。離婚
次妹:戸田綾子(画家・行動美術協会同人)

5. <プロフィールProfil>TODA, Toshiko Life story


1922年東京に生まれる。1940年実践女学校卒業。1940年東京音楽学校声楽科入学。1943年9月23日東京音楽学校声楽科卒業。総代に選ばれる。1952年4月8日、新設されたばかりの桐朋女子高等学校音楽科声楽科講師。その後、東京藝術大学講師、同教授、名誉教授を務めた。自宅で教える傍ら、東京藝術大学定年後は桐朋学園音楽大学教授、名古屋音楽大学、尚美学園大学等々で後進の指導にあたった。数少ない本格的なアルトの美声で注目され、ジャン・フルネ指揮の《ペレアスとメリザンド(日本初演)》にジュヌヴィエーヴとしてのほか《蝶々夫人》のスズキ、《ニュールンベルグの名歌手》のマグダレーネなどに好演。また歌曲にも深い表現力を示し、ベルクの《四つの歌曲》の日本初演をはじめ、ブラームスの《アルト・ラプソディ》、マーラーの《亡き子をしのぶうた》などの好演は語り草になっている。日本では珍しい幅と深みのある温かなアルトの美声で歌い、ブリトゥンの《真夏の夜の夢》、モンテヴェルディの《ポッペアの戴冠》、ヘンデルの《ジュリアス・シーザー》、ワーグナーの《ラインの黄金》等日本初演の大作に出演した。《魔笛》の侍女、《こうもり》のオルロフスキー、《フィガロの結婚》のマルチェリーナ、《ボリス・ゴドゥノフ》の乳母を演じ、1977年の《卒塔婆小町》の老婆の好演は絶賛を浴びた。ドイツ歌曲を専門に研究するほか、オラトリオや宗教曲の分野でも活躍が多く、《ロ短調ミサ曲》、《ヨハネ受難曲》、バッハの《クリスマス・オラトリオ》、ヘンデルの《メサイア》、モーツァルトやヴェルディの《レクイエム》、ベートーヴェンの《交響曲第九番》等で国内主要オーケストラと共演した
” よりよい音楽を ” という思いで、歌の魅力と感動を伝えるため多くの門下生を指導した。中山悌一の後を継いで二期会理事長を務めた
戸田敏子と寺田寅彦(物理学者・随筆家・俳人)が親戚であるということについて、兄の戸田盛和が書かれたエッセイの中に次のような文がある。
『・・・私の叔母のひとりは高知出身の小野氏に嫁ぎ、その娘、すなわち私のいとこが寅彦の長男の東一さんと結ばれたらしい。寅彦と小野氏とは中学の同窓生だったということである。東一さんと礼子さんの婚約が整ったのは寅彦が亡くなる数日前のことであった。・・・(中略)・・・(「おもちゃと金平糖」岩波書店より)』

6. <戸田敏子-年譜>TODA, Toshiko Chronologie


1922年
5月10日東京府で生まれる。
『祖父尾崎三良は、日比谷公園の横裏(現在の通産省のあるあたり)にあった屋敷が、旧国会議事堂建設のため接収され、その代わりに六本木に土地を与えられて邸宅を造成、周囲にいくつかの借家を建て、その中の一つが、長兄:邦雄が最初の数年過ごした家だったのである。屋敷は六本木の交差点から霞町(現在の地名では西麻布)のほうに向かって少し行ったところの右側にあった』
『当時、家は渋谷にあった。この地区は現在渋谷区宇田川町と呼ばれているが、当時は東京府下渋谷町上渋谷と呼ばれていた。家のあったのは、現在渋谷駅から西部デパートの角を周り、NHKのほうへ上がっていく大通りの左側にある東武ホテルの向かい側を入っていっての突き当り付近で、周囲はかなり大きさの住宅ばかりだった。長兄:邦雄は青山師範学校尋常科に入学し、渋谷から表参道を歩いて通よっていた。邦雄は小学校時代のほとんどををここで過ごした
子供の頃から家にピアノ、ストップが沢山ついたオルガンなどがあった。ピアノは母のもの。母:千代子は京都第一高等女学校の卒業で、昭憲皇太后が行幸になった時に一人だけ選ばれて歌を歌った。千代子はまた生田流の琴も弾いたし長唄も習って三味線も持っていた。叔父の尺八も聞いたことがある。子供の頃、渋谷のうちの二階で親類の小父さんたちが集まって観世流の先生を呼んで謡曲の練習をしていた』
先の話だが、京都の従姉の娘に声楽家で桂本めぐみがいる。CDを出している
『 父は遊ぶことを全然しない堅物でしたが、ただ鉄道でも三等車には乗らないとか、旅行しても日本式の旅館は大広間での宴会の三味線や歓声が不愉快だと言って洋風のホテルにしか泊まらないとか、その上事業に投資してたから、たかられたんでしょうね。それから1927年に金融恐慌がありました。1929年の世界恐慌の少し前です。母が私のために貯金していたお金が全部フイになっちゃった。私のための金だけでなくつぶれた銀行に置いてあった家の金が全部無くなったんじゃないかな。だから私は、この間からの住専以来の問題なんか気にしてますよ。下北沢の家も、井の頭線が通るから家が半分に削られて売ろうにも売れなくなりますよ、と言われて全部解体して羽根木へ持ってんたんですよ。これでまた随分お金がかかっちゃった。それでも売れなくて払いができなくて当時いやなことがいっぱいあったんです。母はお嬢さん育ちでしたけど、どこかからかお金の工面をしてきて今の新代田にアパートみたいなものを建てたんですね。一人だけ独身のサラリーマンには賄いをしてましたけど、ほかは部屋を貸すだけでなんとか収入を得ていました。』
要約/戸田邦雄著、『外交官の耳、作曲家の眼』、2009年、ARTES発行
要約/戸田盛和著、『おもちゃと金平糖』2002年、岩波書店発行

1926年
妹:綾子が生まれる

1927年
5才頃は下北沢に引っ越しをしていた。『その頃の下北沢はいまと大違いで、北側は住宅ばかりで店は一軒もなかった。それから隣のもとの代田二丁目駅、今の井の頭線の新代田駅までの間はずっと森で、中に池があって蛙が沢山住んでいました。南側は二階の窓から見ると全部緑で、向こうの丘の上に赤い屋根が一つ二つちょっと見えるという、そんなのどかな所でした』
父は遺産で暮らしてた人でなんにも仕事してなかった。祖父は尾崎三良。義理のおじに尾崎行雄がいる。父親はいわゆる高等遊民だったが、1927年(昭和2年)の金融恐慌で没落した
要約/戸田邦雄著、『外交官の耳、作曲家の眼』、2009年、ARTES発行
要約/戸田盛和著、『おもちゃと金平糖』2002年、岩波書店発行

1929年
6才、尋常小学校入学

1931~2年
この頃、下北沢の家も、『井の頭線(当時は帝都線)「が通るから家が半分に削られて売ろうにも売れなくなりますよ」、と言われて全部解体して羽根木へ持ってんたんですよ。これでまた随分お金がかかっちゃった。それでも売れなくて払いができなくて当時いやなことがいっぱいあったんです。母はお嬢さん育ちでしたけど、どこかからかお金の工面をしてきて今の新代田にアパートみたいなものを建てたんですね。一人だけ独身のサラリーマンには賄いをしてましたけど、ほかは部屋を貸すだけでなんとか収入を得ていました。』
要約/戸田邦雄著、『外交官の耳、作曲家の眼』、2009年、ARTES発行
要約/戸田盛和著、『おもちゃと金平糖』2002年、岩波書店発行

1935年
12才、尋常小学校卒業
実践女学校入学(Jissenn Eintritt in die Mädchenschule)

1940年
実践女学校卒業
4月8日東京音楽学校声楽科入学(Eintritt in die Sprachabteilung der Tokyo Music School)。同期に中田喜直、畑中良輔等がいた

1941年
(月日不明)万葉集より 《大君の》 繁田裕司作曲(三木鶏郎)1941年作品 初演(詳細不明)
出演:桜井直子(S.)、戸田敏子(A.)、斎藤斎(T.)、長井維理(Bs.)
万葉集より 《築紫邊に》 繁田裕司作曲(三木鶏郎)1941年作品 初演(詳細不明)
出演:桜井直子(S.)、戸田敏子(A.)、斎藤斎(T.)、長井維理(Bs.)

1943年9月23日東京音楽学校声楽科卒業。田中伸枝、薗田誠一、リア・フォン・ヘッサート、中山悌一の諸氏に師事。敏子は総代に選ばれる。卒業演奏は25日奏楽堂で行われた。
11月13日在学中に出陣する学徒のために校内奏楽堂において<出陣学徒出演演奏会>が開催され、自作を発表した村野弘二のオペラ《白狐》より第2幕第3場、≪こるはの独唱≫が発表された。演奏会では、村野の2年先輩で本科声楽部3年(入学して4年目)の戸田敏子の独唱と、戸田の「いつもいっしょにやっていたお友達」(2015年電話で)・本科器楽部3年の太田道子の伴奏で演奏された。《白狐》は評判がよく入隊前の村野は慌ただしいスケジュールのなか、≪こるはの独唱≫を含む4曲のレコーディングを行なった。このレコーディングでも≪こるはの独唱≫を敏子は吹き込んだ。SP録音(註1)のほうは戸田敏子の独唱と、村野と同期入学で本科器楽部1年の髙橋美代子のピアノ伴奏により行われた。《白狐》は評判がよく入隊前の村野は慌ただしいスケジュールのなか、≪こるはの独唱≫を含む4曲のレコーディングを行なった。このレコーディングでも≪こるはの独唱≫(髙橋美代子:ピアノ伴奏)と歌曲《重たげの夢》(詩:三好達治)、村野弘二(Pf.)、井上みどり(Vc.)を吹き込んだ。
12月22日<東京交声楽団演奏会>に出演、朝倉(のち中山)靖子、下總皖一、木下保、信時潔、千葉(のち川崎)靜子、佐々木成子、多田光子、山口和子、平田黎子、奥田智重子、柴田睦陸、鷲崎良三、青木博子、戸田敏子、藤井典明、前田幸市郎、村尾護郎、酒井弘、栗本正、秋元清一(のち雅一朗)、畑中良輔、高木清。  日本青年館
同年、「貝殻座・人形劇付帯音楽」《明るいお月様》3.林檎の歌、5.月の登場、6.マッテとマーヤと月(A)、7.マッテとマーヤと月(B)に出演、桜井直子、戸田敏子、長井維理、渡辺暁雄弦楽四重奏団

1945年
3月12日柴田南雄と結婚。(柴田南雄の父:柴田雄次は東京帝国大学理学部教授・東京都立大学初代総長・日本学士院院長)
4月13日三兄:戸田盛忠が中国で戦病死
5月25日空襲で家が全焼

1946年
2月21日「新声会」発足に参加。柴田南雄の主唱により作曲家と演奏家が協力して芸術を発展向上させるという趣旨で、柴田南雄、入野義郎、宮城衛(小野)、繁田裕司(三木鶏郎)以上作曲家、青山三郎(ピアニスト)、粕谷真史(チェリスト)、須賀靖和(声楽家)、戸田敏子(声楽家)等が集まった
3月16日<新声会第一回試演会>が上智学院クルトゥール・ハイムで開催された。歌曲発表は柴田南雄《渡る日の》(詩:万葉集より)・《扁舟歌》(詩:三好達治)、繁田裕司《貝殻》(詩:三好達治)、ほか
5月18日<新声会第二回試演会>が上智学院クルトゥール・ハイムで開催された。歌曲発表は柴田南雄《3つの歌曲》(詩:立原道造)、團伊玖磨《5つの断章》(詩:北原白秋)、ほか
6月22日<新声会第1回特別演奏会・シューマンの作品による歌とピアノ>が飛行館で開催された。
9月14日<新声会第三回試演会>が文部省内試写室で開催された。石桁真禮生《小径》《笛を吹く女》ほか、清水修《抒情曲集》より、ほか
10月12日<新声会第四回試演会>が文部省内試写室で開催された。安部幸明《時無草》(詩:室生犀星)、高田信一《四つの短い詩》(詩:高間筆子)、 高田三郎《蝉》(詩:三好達治)、平井康三郎《梨の花》(詩,:大木惇夫)、石渡日出夫《母の幸》(詩:尾崎喜八郎) 、團伊玖磨《六つの子供の歌》(詩:北原白秋)
11月3日<第16回読売新人演奏会> 独唱・戸田敏子、ピアノ・團伊玖磨) 
團伊玖磨作曲:歌曲集《五つの断章》(詩:北原白秋)、1.野辺/2.舟唄 片戀/3.あかき木の実/4.朝明/5.希望
北海道大学で伊福部昭の歌曲《ギリヤーク族の古き吟誦歌》試演
この頃、東京女子高等師範学校(現:お茶の水女子大学)声楽科教師として務めている

1947年
6月8日<新声会第二回特別演奏会・ショパンの作品によるピアノと室内楽>東京音楽学校奏楽堂で開催された。
7月5日<新声会第五回オーディショ>文部省試写室で開催された。畑中良輔《花林 (マルメロ)》(詩:杉浦伊作)・《海浜独唱》(詩:室尾犀星)、中田喜直《6つの子どもの歌》(詩:西条八十)ほか、柴田南雄《序の歌》他 (詩:島崎藤村)、ほか
12月11日<新声会第六回試演会>が毎日ホールで開催された。繁田裕司《岩ばしる》(万葉集より)・《初恋》(詩:島崎藤村)・《うみべ》(詩:佐藤春夫)・《貝殻》(詩:三好達治)、畑中良輔《採花》(詩:松田祐宏)・《花林 (マルメロ)》(詩:杉浦伊作)・《海浜独唱》(詩:室尾犀星)、入野義郎《いちじくの葉》(詩:中原中也)・《朝の歌》(詩:中原中也)、中田喜直《6つの子どもの歌》(詩:西条八十)、柴田南雄《富士山〉四章》(詩:草野心平)

1948年
10月東京女子高等師範学校(現お茶の水女子大学)、昭和24年度卒業生の卒業試演会に出席
10月井口基成、声楽家の伊藤武雄、音楽評論家の吉田秀和、作曲家の柴田南雄らによって、東京家政学院(東京・市ヶ谷)に「子供のための音楽教室」開設された。初代室長:吉田秀和。さらに音楽評論家として活動を開始していた遠山一行も斎藤らのこの理念に共感し、スタッフとして教育に加わることになった。柴田敏子の名で声楽教師として務めた
初期の生徒は約30名で、その顔ぶれは、松田洋子、伊藤叔、江戸京子、江戸純子、江戸涼子、稲村久仁子、本荘玲子、中村紘子などがいた

1949年
1月19日<新声会第八回[第7回]作品発表会>が毎日ホールで開催。中田喜直《歌曲集〈海四章〉》(詩:三好達治)、柴田南雄《歌曲集〈優しき歌〉》(詩:立原道造)、別宮貞雄《歌曲集〈淡彩抄〉》(詩:大木惇夫)
12月11日<新声会第九回[第
8回]作品発表会>が毎日ホールで開催。柴田南雄《歌曲集〈富士山〉》(詩:草野心平)、別宮貞雄《歌曲集〈海四章〉》(詩:三好達治)、中田喜直《すずしきうなじ》(詩:三好達治)・《鉛の腕》(詩:中桐雅夫)、《歌曲集〈四季の歌〉》(詩:畑中良輔)

1952年
2月「二期会」が16人の歌手と河内正三の17人で結成された。メンバーには中山悌一、三宅春恵、大熊文子、朝倉万紀子、柴田喜代子、荒牧規子、川崎静子、佐々木成子、木下保、柴田睦陸、渡辺高之助、秋元清一、関忠亮、石津憲一、畑中良輔、伊藤亘行であった。戸田敏子は、後にメンバーに加わったと思われる
4月8日学校法人桐朋学園の中に桐朋女子高等学校音楽科が開設され、新設されたばかりの桐朋女子高等学校音楽科声楽科教師として務める。一期生に小澤征爾等がいた

1954年
4月5日<東京フィルハーモニー交響樂團第10(23)回定期演奏会> モーリス・ラヴェル『子供と呪文』(演奏会形式に依る) 指揮:渡邉曉雄   日比谷公会堂
出演:子供:岡部多喜子、お母さん:中村浩子、安樂椅子:大川房子、肘掛椅子:須賀靖元、大時計:林祐次、コツプ:平林深汐、テイーポツト:岩崎成章、火:輦止みや子、牧童:別所惠子、羊飼の少女:稻畑侚子、お姬さま:向田壽子、算術:菊池初美、白猫:小田野節子、黑猫:小田野正之、木:小島琢磨、とんぼ:柴田敏子、夜鶯:佐藤幸子、こうもり:志賀朝子、ふくろう:池谷寛子、りす:毛利順子、蛙:柳勉、動物:安齋恭子, 小泉眞理子, 朴漢鐘, 大久保昭男、合唱:東京交聲樂団、演奏:東京フィルハーモニー交響楽団

1955年
3月<戸田敏子独唱会>初の独唱会を開催   水谷達夫(Pf.) 東京において
シューベルト《アンゼルムスの墓》《うぐいすに寄す》《魔王》 
R. シュトラウス《たそがれの夢》《サフラン》《チェーチーリエ》
ドボルザーク《ジプシーのうた》(1.我が歌声は響くよ 2.あゝ我がトライヤングルは高なる 3.森は静かに 4.我が母が教え給いし歌 5.うるわしき夜の調べ 6.にぎやかに衣うちかけ 7.わしの翼音髙し)
4月1日桐朋学園短期大学開学〈学長 井口基成〉し声楽科教師として務める
12月2日第一回東京大学OB合唱団演奏会にソリスト出演(柴田敏子名)
雑誌「芸術新潮」芸術界”時の人”柴田敏子 アート寫眞版 発声のフオルムへ/柴田敏子 掲載される

1957年
7月4日NHK大阪TV12:15~12:35、NHKアナログ総合テレビ放送番組<音楽をどうぞ>放送番組に出演
モロイ作曲《なつかしき愛の歌》(戸田敏子)、アーン作曲《わが歌に翼ありせば》(戸田敏子)、平井康三郎作曲《平城山》(川村英司) 、大中寅二作曲《やしの実》(川村英司)
ショパン作曲《別れの曲》(岡田昭子) 、ヨハン・シュトラウス作曲《ピチカート・ポルカ》(斉藤鍵)
ハチャトゥリアン作曲《剣の舞》(斉藤鍵)
出演:戸田敏子、太田道子、川村英司、岡田昭子、斉藤鍵、小林秀雄、野畑潤子、笹本公江バレエ団
9月27日NHKアナログ総合放送「朝のしらべ」出演:独唱/戸田敏子、太田道子
10月9~10日<二期会特別公演公演>オペラ《魔笛》に出演、 指揮/岩城宏之、東京フィルハーモニー、 合唱/二期会合唱団   産経ホール
出演:ザラストロ:栗本正と大橋国一、タミーノ:渡辺高之助と島田恒輔、辨者/関忠亮と宮原卓也、二人の僧侶I/岡恵誉、二人の僧侶II/小島琢磨、夜の女王/鉄弥恵子、パミーナ:伊藤京子と三宅春恵、三人の侍女I:毛利純子、三人の侍女II:池田智恵子、三人の侍女:戸田敏子、パパゲーノ:立川澄人と畑中良輔、パパゲーナ:加納純子、モノスタトス:荒木宏明と川名佑一、三人の童子I:瀬山詠子、三人の童子II:本橋美子、三人の童子III:長谷川英子、二人の武装した男I:岡恵誉、二人の武装した男II:小島琢磨
合唱/二期会合唱団
10月27日<早稲田大学学苑創立七十五周年公演>ベートーヴェン《第九》に出演、 指揮/小船幸次郎、早稲田大学交響楽団  記念会堂
出演:毛利純子(S.)、戸田敏子(A.)、笹谷栄一郎(T.)、大橋国一(Br.)、合唱/グリー・クラブ・女性合唱団・合唱団・コール・フリューゲル・混声合唱団・玉川学園合唱団 
11月26日~12月9日<東京芸術祭オペラ公演。フランス政府派遣特別文化使節招聘公演>オペラ《ペレアスとメリザンド》に出演、 産経ホール
出演:ペレアス:ジャック・ジャンセン、ゴロー:ヨセフ・モルナール、メリザンド:古澤淑子、ジュヌヴィエーヴ:戸田敏子、アルケル:佐々木行綱、イニョルド:瀧澤三重子、医師:友竹正則、羊飼い:築地利三郎、指揮/ジャン・フルネ、 演奏:日本フィルハーモニー響
12月9日~1958年1月26日<二期会公演><東京労音12・1月例会>オペラ《蝶々夫人》に出演、指揮:森正、演出:栗山昌良、 日比谷公会堂/産経ホール
お蝶夫人:毛利純子, 大熊文子, 柴田喜代子, 伊藤京子、ピンカートン:渡辺高之助, 堤温, 柴田睦陸, 島田恒輔スズキ:松内和子, 戸田敏子, 川崎静子, 栗本尊子シャープレス:宮原卓也, 秋元雅一朗, 栗本正僧侶:大橋国一, 石津憲一、山どり:築地利三郎, 畑中良輔神主:関忠亮, 小島琢磨, 佐々木行綱五郎:立川澄人, 荒木宏明.
ケイト:足立裕子, 安斉恭子、管弦楽:東京フィルハーモニー管弦楽団、合唱:二期会合唱団
12月17日NHK総合テレビ<しらべに寄せて>放送番組 指揮:服部正、東京放送管弦楽団、出演:戸田敏子、笹谷栄一朗、大堀敦子、松山樹子バレエ団
《ロンドンデリーの歌》(戸田)、モロイ作曲《なつかしき愛の歌》(戸田)、《トロイカ》(ロシア民謡)(笹谷)、《紅いサラファン》(ロシア民謡)(笹谷)、ショパン作曲《円舞曲ヘ短調作品70の2》(大堀)、ショパン作曲《別れの曲》(大堀)、ショパン作曲《練習曲ホ長調作品10の3》、ベートーヴエン作曲《メヌエット》(バレエ)、ショパン作曲《円舞曲 嬰ハ短調 作品64の2》

1958年
6月21日 NHKアナログ総合テレビ 学校放送<小学校高学年>「音楽教室」 -スペインの音楽-に出演
7月2日 NHKアナログ総合テレビ 学校放送<小学校高学年>「音楽教室」 -スペインの音楽-に出演
9月6日午前07:25~午前07:40NHKアナログ総合放送「朝のしらべ」に出演 アルト独唱 戸田敏子、ピアノ伴奏:太田道子、高階哲夫作曲《時計台の鐘》、大中恩作曲《古径》、大中恩作曲《しぐれに寄する抒情》、スコット作曲《アンニー・ローリー》、クライスラー作曲《古歌の思い出》
9月13日午前07:25~午前07:40NHKアナログ総合放送「朝のしらべ」に出演 アルト独唱 戸田敏子、ピアノ伴奏:太田道子、山田耕筰作曲《この道》、山田耕筰作曲《中国地方の子守歌》、平井康三郎作曲《秘唱》、《愛の花》(ドイツ民謡)、アーン作曲《わが歌に翼ありせば》、《ロック・ローモンド》(スコットランド民謡)
9月20日午前07:25~午前07:40NHKアナログ総合放送「朝のしらべ」に出演 アルト独唱 戸田敏子、ピアノ伴奏:太田道子、橋本国彦作曲《富士山見たら》、橋本国彦作曲《田植歌》、ブランド作曲《なつかしいヴァージニアへ》、ローガン作曲《蒼い月》《ロンドンデリーの歌》(アイルランド民謡)
9月27日午前07:25~午前07:40NHKアナログ総合放送「朝のしらべ」に出演 アルト独唱 戸田敏子、ピアノ伴奏:太田道子、グノー作曲《アヴェ・マリア》、ネヴィン作曲《ロザリー》、クルティス作曲《帰れソレントへ》、トーマ作曲:歌劇《ミニヨン》から「君よ知るや南の国」
10月9~10日<二期会特別公演>オペラ《魔笛》に出演、産経ホール
11月26日~12月9日<芸術祭公演・東京芸術祭オペラ公演>フランス政府派遣特別文化使節招聘オペラ《ペレアスとメリザンド》ジュヌヴィエーヴ役で出演、 産経ホール

1959年
6月4日 NHKアナログ総合テレビ しらべに寄せて<ロシア民謡をたずねて>赤いサラファン(ワルラーモフ作曲) ロマンス(ロシア民謡)
9月5日 NHKアナログ総合テレビ「朝のしらべ」アルト独唱 戸田敏子 ピアノ伴奏 村上明美、 グノー作曲《アヴェ・マリア》、 トスティ作曲《セレナード》、モロイ作曲 <なつかしき夏の歌>、 アーン作曲わが歌に翼ありせば、 さらばナポリよ(ナポリ民謡)
9月12日 NHKアナログ総合テレビ「朝のしらべ」 アルト独唱 戸田敏子 ピアノ伴奏 村上明美 平城山(平井康三郎作曲) 富士山みたら(橋本国彦作曲) お菓子と娘(橋本国彦作曲) あざみの花(橋本国彦作曲) しぐれに寄する抒情(大中恩作曲) ねむの花(中田喜直作曲)
9月19日 NHKアナログ総合テレビ 「朝のしらべ」 アルト独唱:戸田敏子
9月26日 NHKアナログ総合テレビ 「朝のしらべ」 アルト独唱:戸田敏子 ピアノ伴奏:村上明美、 山田耕筰作曲《この道》、山田耕筰作曲《唄》、山田耕筰作曲《曼珠沙華》、トーマ作曲《君よ知るや南の国》
11月3~9日<第9回東京芸術祭オペラ公演>オネゲル作曲:オペラ《火刑台上のジャンヌ・ダルク》日本初演にカテリーヌ役で出演、 日比谷公会堂
11月22~23日<青年グループ・オペラ第10回公演>・<第14回芸術祭参加>作曲:オットー・ニコライ:オペラ《ウィンザーの陽気な女房たち》にライヒ夫人役で出演、日本都市センターホール
12月12日 NHKアナログ教育テレビ 音楽夜話「世界の歌めぐり」(5) -アメリカ-
12月13日 NHKアナログ教育テレビ 芸術劇場 劇的オラトリオ《火刑台上のジャンヌ・ダルク》

1960年
3月13日 NHKアナログ教育テレビ 芸術劇場 歌劇《ウインザーの陽気な女房達》
9月21~22日二期会公演 二期会=京響モーツァルト・シリーズ III、オペラ《魔笛》侍女III役で出演、産経ホール
11月2~8日<第10回東京芸術祭主催公演>・<都民劇場音楽サークル第93回定期>楽劇《ニュルンベルクの名歌手》(日本初演)マグダレーネ役で出演、 日比谷公会堂
この頃、東京藝術大学音楽学部講師として務めている)
12月20日ヘンデル《メサイア》に出演、渡辺指揮暁雄、関種子(S.)、戸田敏子(A.)、柴田睦陸(T.)、中山悌一(Bs.)、日比谷公会堂
12月21日ヘンデル《メサイア》に出演、渡辺指揮暁雄、関種子(S.)、戸田敏子(A.)、柴田睦陸(T.)、中山悌一(Bs.)、神奈川県立音楽堂
12月31日 NHKアナログ教育テレビ 楽劇《ニュルンベルクの名歌手》

1961年
1月21日NHK教育テレビ<音楽夜話1.>「中世の音楽」(2)―楽譜と楽器の移りかわり― 2.「音楽の話題」―電子音楽を語る―
グレゴリオ聖歌《アレルヤわが過越のいけにえ》(東京混声)、ベロティヌス作曲《アレルヤ乙女マリアは》(東京混声)、ランディーニ作曲《音楽はわが嘆きと》(三重唱)、ダウラント作曲《愛について想う者》(四重唱)、デュファイ作曲《乙女は塔に》(合奏)
出演:重唱:三浦尚子(S.)、松内和子(A.)、戸田敏子(A.)、沢田文彦(T.)、築地利三郎(Br.)、指揮:田中信昭、合奏:コレギウム・ムジクム合奏団、合唱:東京混声合唱団
話:皆川達夫、ゲスト:小泉文夫、きき手アナウンサー:遠藤敦子、出演:アーノルド・ワルター(カナダトロント大学音楽部長)、通訳:ジャック・平野
3月25日NHK教育テレビ<音楽夜話1.>「バッハ」(4)―バッハの世俗カンタータをめぐって― 2.「音楽の話題」―放送文化賞をうけた野村光一氏―
バッハの作品から
《二つの歌曲》》(戸田敏子/小林道夫)、 《安けく幸なる死よ》》(戸田敏子/小林道夫)、《みそばに在らば》(戸田敏子/小林道夫)、《農民カンタータ》(三浦尚子/築地利三郎)
《コーヒーカンタータ》「ねずみねらう猫 コーヒーねらう娘」(東京混声)
出演:三浦尚子(S.)、戸田敏子(A.)、築地利三郎(Br.)、小林道夫(ハープシコード伴奏)、指揮:津川主一、管弦楽:アンサンブルシャトー管弦楽、合唱:東京混声合唱団、話:野村光一・津川主一、きき手アナウンサー:遠藤敦子
4月桐朋学園大学音楽学部開学(学長 井口基成)にともない教師として務めていたと思われる
4月23日清水脩作曲、土岐善麿作詞:交声曲《歎異抄》<東本願寺親鸞聖人七百回大遠忌法要2> 記念演奏会。出演:中山梯一、柴田睦陸、戸田敏子、合唱:京都女子大学、光華女子学園、相愛女子学園、龍谷大学、大谷大学合唱団
橋本国彦作曲《三つの和讃より》独唱:中山梯一
11月1~4日シャルル=フランソワ・グノー作曲:オペラ《ファウスト》<’61東京都芸術祭>公演  指揮/マンフレット・グルリット、  東京文化会館大ホール
出演:ファウスト博士/宮本正・高田信男・森敏孝、メフィストフェレス/秋元雅一朗・木内清治・田島好一、ヴァレンテヒン/立川澄人・宮本昭太・栗林義信、ワーグナー/世良明芳・平田栄寿・吉岡巖、マルガレーテ/砂原美智子・柴田喜代子・大谷洌子、マルテ役/戸田敏子・宮原徳子・藤田みどり、ジーベル/窪田江美子・中村邦子・唐木暁美、東京フィルハーモニー交響楽団、合唱/東京都芸術祭合唱団、バレエ(現代舞踊)/全日本芸術舞踊協会員・バレエ(クラシックバレエ)・小牧バレエ団 
11月22日(水)NHK総合テレビ<夜のしらべ「ロシアのうた」>
《紅いサラファン》(戸田)、《のみの歌》(友竹)、《カチューシャ》(小山,おどり)、《カリンカ》(小山,おどり)、《黒いひとみ》(戸田)、《あし笛の踊り》(アベイユ)、《ロシアの踊り》(アベイユ,おどり)、《郵便馬車の馭者だった頃》(友竹)、《ともしび》(友竹,戸田,アベイユ,おどり)
独唱:戸田敏子・友竹正則、バラライカ:小山四雄、編曲・指揮:紙恭輔、合唱:クール・アベイユ、永吉彰ダンスグループ、NHK室内管弦楽団

1962年
2月16日バッハ《マタイ受難曲》二期会<オラトリオ定期公演第一回>。出演:三宅春恵(S.)、戸田敏子(A.)、宮原卓也(B.)、エヴァンゲリスト/中村健、イエス/中山悌一、ペテロ・高僧/秋元雅一郎、ユダ・ピラトー/小島琢磨、合唱/二期会、指揮/山田和男/、東京交響楽団 東京文化会館
5月31~6月14日ベンジャミン・ブリテン作曲《真夏の夜の夢》<都民劇場音楽サークル第100回定期公演>   指揮/ジャン・ポッパー、  東京文化会館
出演:タイターニア…妖精の女王/中沢桂、パック…ロビン・グッドフェロー/川口知子(文学座)、シーシアス…アゼンス大公/佐々木行綱、ヒポリタ…アマゾン族の女王・シーシアスと婚約/松内和子、ライサンダー…ハーミアを恋している/中村健、ディミートリアス…ハーミアを恋している/中村義春、ハーミア…ライサンダーを愛している/池田智恵子、ヘレナ…ディミートリアスに焦がれている/三宅春恵、オベロン…妖精の王役/戸田敏子、ボトム…はたおり/栗本正、クィンス…大工/畑中良輔、フルート…オルガンなおし/柴田睦陸、スナッグ…指物師/築地利三郎、スナウト…いかけ屋/荒木宏明、スターヴリング…仕立屋/吉岡巖、くもの巣…妖精/沢田玲子、豆の花…妖精/赤沢和子、けしの種…妖精/有福幸子、蛾…妖精/山口慶子、妖精/河崎善江, 林靖子、「真夏の夜の夢」室内管弦楽団、合唱/東芝シンギング・エンジェルス, 青い鳥児童合唱団 
6月12日<日本フィルハーモニー交響楽団・第46回東京定期演奏会>ブラームス《アルト・ラプソディ》(ゲーテ:「冬のハルツの旅」からの断章)、指揮/渡邉曉雄、東京文化会館
出演:アルト/戸田敏子、ナビゲーター・伊藤武雄、演奏:日本フィルハーモニー交響楽団、合唱/東京コラリアーズ・二期会合唱団
7月8日NHK教育テレビ<芸術劇場>ベンジャミン・ブリトゥン作曲歌劇「真夏の夜の夢」ウィリアム・シェークスピア原作 ~東京文化会館で収録~
指揮:ジャン・ポッパー、監督・演出・脚色:ベンジャミン・ブリトゥン/監督・演出・脚色:ピーター・ピアーズ、訳詞:高橋英郎
出演:オベロン:戸田敏子、タイターニア:中沢桂、パック:川口知、シーシアス:佐々木行綱、ヒポリタ:松内和子、ライサンダー:中村健、ディミートリアス:中村義春、ハーミア:池田智恵子、ヘレナ:三宅春恵、ボトム:栗本正、クィンス:畑中良輔、フルート:柴田睦陸、スナッグ:築地利三郎、スナウト:荒木宏門、スターヴリング:吉岡巌、
合唱:東芝シンギング・エンジエルス・青い鳥児童合唱団、「真夏の夜の夢」室内管弦楽団
12月4,5日<第九演奏会>アレクサンダー・パウルミュラー:指揮 東京交響楽団
伊藤京子(S.)、戸田敏子(A.)、森敏孝(T.)、中山悌一(Br.)
12月18日午後08:00~午後08:29NHKTV<歌は生きている>放送番組に出演
《赤いサラファン》戸田敏子、《ステンカ・ラージン》(宮原卓也)、《ボルガの舟歌》(合唱)、《トロイカ》(宮原卓也)、《コサックの子守歌》戸田敏子、《カリンカ》(宮原卓也)、《オレグ公の行進》(合唱)
指揮:北村維章、ゲスト:松山樹子、出演:渡辺弘、服部克久、合唱:二期会合唱団、松山樹子バレエ団、東京コンサート・オーケストラ、
12月20日(木)午後03:30~午後03:59アナログ総合<歌は生きている>(再)
「ボルガの舟歌」
《赤いサラファン》戸田敏子、《ステンカ・ラージン》(宮原卓也)、《ボルガの舟歌》(合唱)、《トロイカ》(宮原卓也)、《コサックの子守歌》戸田敏子、《カリンカ》(宮原卓也)、《オレグ公の行進》(合唱)
指揮:北村維章、ゲスト:松山樹子、出演:渡辺弘、服部克久、合唱:二期会合唱団、松山樹子バレエ団、東京コンサート・オーケストラ
12月22日<立教大学>ヘンデル《メサイア》 指揮:金子登 チェンバロ:山田貢 文京公会堂
ソリスト出演:三宅春恵(S.)、戸田敏子(A.)、中村健柴田睦陸(T.)、高橋修一(Bs.)

1963年
6月15日<東京バッハ合唱団・定期演奏会>《飢えたる者にパンを裂き与えよう》BWV 39、に出演、弓町本郷教会
9月29日 NHKアナログ教育テレビ <テレビリサイタル> ペルゴレージ《悲しみの聖母》ソプラノ:三宅春恵、メゾソプラノ:戸田敏子、東京少年合唱隊、東京少女合唱隊、オルガン 島田麗子、NHK室内管弦楽団、指揮:外山雄三
12月ベートーヴェン《第九》合唱付き<札幌交響楽団第九演奏会>出演:中村邦子(S.)、戸田敏子(A.)、布施隆治(T.)、中山悌一(B.)、指揮/荒谷正雄、演奏/札幌交響楽団

1964年
1月5日午後09:00~午後11:00 NHKアナログ教育テレビ 芸術劇場<ニュー・イヤー・オペラ・コンサート>  ~NHKホールで収録~
グルック作曲歌劇《オルフェウス》から ”エウリディケを失って”(アルト独唱:戸田敏子) 
(合唱:二期会合唱団・藤原歌劇団合唱部) (バリトン独唱:平野忠彦)(ソプラノ独唱:窪田江美子) (テノール独唱:森敏孝) (ソプラノ独唱:滝沢三重子)(テノール独唱:中村健)(メゾ・ソプラノ独唱:毛利純子)  (バリトン独唱:立川澄人) (ソプラノ独唱:戸田政子) (二重唱:戸田政子・立川澄人、合唱:二期会合唱団・藤原歌劇団合唱部)(バス独唱:岡村喬生) (テノール独唱:布施隆治) (アルト独唱:成田絵智子) (バス独唱:宮本昭太)  (ソプラノ独唱:中沢桂)  (テノール独唱:石井昭彦)  (メゾ・ソプラノ独唱:栗本尊子)  (テノール独唱:五十嵐喜芳) (バリトン独唱:栗林義信)(ソプラノ独唱伊藤京子)  (二重唱:伊藤京子・五十風喜芳)
指揮:森正/東京フィルハーモニー交響楽団、二期会合唱団・藤原歌劇団合唱部
2月21日(金)午後07:00~午後07:29 NHKアナログ教育テレビ 音楽の歴史「ロマン主義の音楽」(1)
シューマン作曲《こどもの情景》から ”トロイメライ” 、シューマン作曲<幻想小曲集》から ”夢のもつれ” 、シューマン作曲《歌曲集作品47》ら ”五月の夜” ほか
話:山根銀二、ピアノ独奏:松原緑、アルト独唱:戸田敏子、ピアノ伴奏:木村潤二
2月25日(火)午後00:00~午後00:29 NHKアナログ教育テレビ 音楽の歴史「ロマン主義の音楽」(1)(再放送)
シューマン作曲《こどもの情景》から ”トロイメライ” 、シューマン作曲<幻想小曲集》から ”夢のもつれ” 、シューマン作曲<歌曲集作品47》”から ”五月の夜”ほか
話:山根銀二、ピアノ独奏:松原緑、アルト独唱:戸田敏子、ピアノ伴奏:木村潤二
3月17日(火)午前10:00~午前10:20 NHKアナログ教育テレビ 音楽教室<小学校高学年>「希望音楽会」 戸田敏子、 小島琢磨
9月4日(金) NHKアナログ総合テレビ <シャープさん フラットさん>  ゲスト:戸田敏子、 司会アナウンサー:尾島勝敏 ~NHKホールから~
10月11日 NHKアナログ教育テレビ <テレビリサイタル>
《カンタータ第78番から》 二重唱“わが足どりは弱くとも”(三宅・戸田敏子(A.))
《カンタータ第33番》から 詠唱“わが足どりはどんなに恐れよろめこうとも”(戸田敏子(A.))
出演:三宅春恵(S.)、戸田敏子(A.)、石井昭彦(T.)、芳野靖夫(Bs.)、オルガン:小林道夫、フルート:吉田雅夫
指揮:若杉弘、演奏:バッハ・ギルド/東京ゾリステン
10月18日 NHKアナログ教育テレビ 音楽の歴史『ロシアの音楽』(1)
《月はこうこう》(ロシア民謡)、ワルラーモフ作曲《赤いサラファン》(訳詩:野上彰)、アリャビエフ作曲《うぐいす》、グリンカ作曲歌劇《ルスランとリュドミーラ》序曲 
話:寺西春雄、岩間徹、戸田敏子(A.)、鉄弥恵子(S.)、ピアノ伴奏:木村潤二、演奏:小山四雄とバラライカ・アンサンブル、指揮:コンスタンチン・シルヴェストリ/NHK交響楽団
10月20日 NHKアナログ教育テレビ 音楽の歴史『ロシアの音楽』(1)(再放送)
《月はこうこう》(ロシア民謡)、ワルラーモフ作曲《赤いサラファン》(訳詩:野上彰)、アリャビエフ作曲《うぐいす》、グリンカ作曲歌劇《ルスランとリュドミーラ》序曲 
話:寺西春雄、岩間徹、戸田敏子(A.)、鉄弥恵子(S.)、ピアノ伴奏:木村潤二、演奏:小山四雄とバラライカ・アンサンブル、指揮:コンスタンチン・シルヴェストリ/NHK交響楽団
10月26日<東京バッハ合唱団・定期演奏会>に出演、 都市センターホール
《われらが神は堅き砦》BWV 80、《心と口と行いと生活で》BWV 147  に出演 
出演:中沢桂(S)、戸田敏子(A)、板橋勝(T)、芳野靖夫(B)、東京ゾリステン、富永哲郎(オルガン)、東京バッハ合唱団

1965年
1月3日(日)午後10:00~午後11:50 アナログ教育 ニューイヤー オペラコンサート   ~厚生年金会館で録画
サンサーンス作曲歌劇「サムソンとデリラ」第2幕から“あなたの声に心は開く”(戸田敏子)
(伊藤京子)(戸田政子)(斎藤江美子)(中沢桂)(栗本尊子)(成田絵智子)(五十嵐喜芳)(アリゴ・ポーラ)(中村健)(藤沼昭彦)(栗林義信)(立川澄人)(友竹正則)
モーツァルト作曲歌劇「ドン・ジョバンニ」第1幕からカタログの歌“奥さんこれが恋人のカタログ”(宮本昭太)ほか滝沢三重子、毛利純子、布施隆治、宮原卓也、平野忠彦
1月9日《クリスマス・オラトリオBWV248 IV, V, VI》<東京バッハ合唱団・第6回定期演奏会>  小林道夫(指揮)、  東京文化会館小ホール
出演:中沢桂(S)、戸田敏子(A)、板橋勝(T)、芳野靖夫(B)、東京ゾリステン、富永哲郎(オルガン)、東京バッハ合唱団 
2月7日(日)アナログ総合 夢のセレナード  
《トゥー・ラヴ・アゲイン》・《ペイル・ムーン》(戸田敏子)、《ステラ・バイ・スターライト》・《踊りあかして》(珠実ユリ)、《ティコ・ティコ》(コンボ演奏)
《中国地方の子守唄》(戸田敏子)、《グッド バイ アゲィン》秋満義孝クインテット、スターライト・ストリングス、司会:岡田英次
5月4日(火)アナログ教育 バイオリンのおけいこ 「練習曲(メリーさんの羊)」 
先生:兎束龍夫、ピアノ:松木多恵子、お話:戸田敏子
8月7日<東京バッハ合唱団・定期演奏会> に出演、 小林道夫(指揮/pf.)   野尻湖神山教会
《神をそのもろもろの国にてほめ讃えよ》BWV 11、《心と口と行いと生活で》BWV 147、《飢えたる者にパンを裂き与えよう》BWV 39
出演:有賀喜見子(S)、戸田敏子(A)、板橋勝(T)、木村文夫(B)、東京バッハ合唱団 
8月14日<東京バッハ合唱団・定期演奏会> に出演、   小林道夫(指揮・pf)、  日本聖書神学校礼拝堂
《神をそのもろもろの国にてほめ讃えよ》BWV 11、《心と口と行いと生活で》BWV 147、《《飢えたる者にパンを裂き与えよう》BWV 39
出演:有賀喜見子(S)、戸田敏子(A)、板橋勝(T)、木村文夫(B)、東京バッハ合唱団 
12月19日<東京バッハ合唱団・第8回定期演奏会> に出演、    長谷川朝雄(指揮)、  東京文化会館小ホール
《クリスマス・オラトリオ》BWV248 IV, V, VI
出演:有賀喜見子(S)、戸田敏子(A)、板橋勝(T)、芳野靖夫(B)、東京ゾリステン、富永哲郎(オルガン)、東京バッハ合唱団 
12月22日ヘンデル《メサイア》<東京楽友協会交響楽団 第3回定期演奏会> に出演、   指揮:浜田徳昭、   日比谷公会堂
出演:山根比奈子(S.)、戸田敏子(A.)、藤沼昭彦(T.)、芳野靖夫(Bs.)、、東京楽友協会交響楽団、
雑誌「音楽の友」12月号にアートグラビア 中村健 三宅春恵 奥田智重子 中沢桂 川村英司 戸田敏子 平野忠彦 木村宏子 掲載される

1966年
戸田敏子は、雑誌「音楽の友」2月号のレコードライブラリー「私のきいた今月の新譜」欄に「豊かな声と自由なテクニック」と題して<シャーリー/ヴァーレット/カーネギーホール・リサイタル>のレコード寸評を書いている『レコードにあまりくわしくない私は、シャーリー・ヴァーレットの名前をこのレコードで始めて知った。全然知らない人の歌をジャケットを眺めながらどんな声かな、どんな音楽かな、といろいろ想像するのはとても楽しい。黒人の声は暗さを持ちながらも油っぽく張りがあり、独特の美しさを持っている。時々マリア・アンダーソンに見られるような、特有のチリメンのようなユレを見せる声も多いけれど、私はその肉体的にじかに感じられる生っぽさがとても好きだ。永い間、圧され続けた人間の持つ強い体臭を感じるようなねばりと強さのある声。勿論その反対のすっとした天使のような明るいソプラノに私共低い声の出せない世界をうらやましいと思い、とてもほれてしまうことがあるのだけれど。・・・』「音楽の友」2月号、音楽之友社、昭和41年2月1日発行、レコード・ライブラリー 私のきいた今月の新譜/大町陽一郎 吉田雅夫 堀伝 白井浩司 古沢淑子 青木十良 若杉弘 北爪利世 山田和男 藤田晴子 伊藤京子 戸田敏子 224頁
3月27-4月4日<日生劇場・二期会提携公演>モンテヴェルディ作曲:オペラ《ポッペアの戴冠》  指揮/若杉弘、  日生劇場
出演:運命の女神/川本伸子、徳の女神/沢田玲子、愛の女神/荒川美代子、ポッペア/中村邦子・佐藤(岩井)暉子、アルナルタ/菊池洋子・鬼頭礼子、オッタヴィア/栗本尊子・北村幸子、オッタヴィアの乳母・矢野恵子・桐生郁子、ドゥルシルラ/寺島尚子・久保田啓、女神パルラデの声/沢田玲子、オットーネ/戸田敏子、ネローネ(ネロ)/宮原卓也、セネカ/高橋修一、ルカーノ/鈴木仁、ペトローニオ/吉江忠男、ティジェリーノ/鈴木義弘、メルクリオ/布施隆治、リベルト/小田清、リットーレ/山本皖惟、衛兵1/唐津東流、衛兵2/山形忠顕、兵士/畑和宏(劇団四季)・大原紀行(劇団四季)、管弦楽/日生劇場管弦楽団、合唱/二期会合唱団、舞踊/本田世津子・水野貴永子・河合久美子 
4月20日<第119回東京定期演奏会>オネゲル:オラトリオ《火刑台上のジャンヌ・ダルク》指揮:小澤征爾、秋山和慶(副指揮)、浅利慶太(舞台) 東京文化会館
演奏:日本フィルハーモニー交響楽団、出演:ジャンヌ:斎藤昭子、修道士ドミニク:水島 弘、聖女マリア:阿部冨美子、マルグレット:滝沢三重子、カテリーヌ:戸田敏子
合唱:二期会合唱団、東京混声合唱団、ビクター少年合唱団
9月24日<東京バッハ合唱団・第9回定期演奏会>  長谷川朝雄(指揮)、  東京文化会館小ホール
《神はいにしえよりわが王なり》BWV 71、《主よ、深く淵よりわれ汝を呼ぶ》BWV 131、《天の王よ、よくぞ来ませリ》BWV 18
出演:有賀喜見子(S)、戸田敏子(A)、板橋勝(T)、芳野靖夫(B)、多田逸郎・荒川恒子(rec)、東京ゾリステン、木村一子(オルガン)東京バッハ合唱団 
9月30日<第一回二期会ゴールデンコンサート> に出演、  共立講堂 
出演:伊藤京子、岡部多喜子、瀬山詠子、滝沢三重子、三宅春惠、川崎静子、栗本尊子、戸田敏子、松内和子、荒木宏明、柴田睦陸、高田信男、中村健、布施隆治、栗本正、立川清登、中山悌一、畑中良輔等。 
11月27日<ロマン・ロラン生誕百年祭・記念音楽会> エクトル・ベルリオーズ作曲:劇的交響曲《ロメオとジュリエット》全曲(日本初演)  東京文化会館
出演:戸田敏子(A)・中村健()T.・高橋修一(B.)、合唱/東京混声合唱団・二期会合唱団・日本合唱協会、指揮/若杉弘/NHK交響楽団 
12月4日(日)NHKアナログ教育テレビ 芸術劇場―ロマン・ロラン生誕百年祭記念演奏会― 劇的交響曲「ロメオとジュリエット」ベルリオーズ作曲 ~東京文化会館で録画~
独唱:戸田敏子、中村健、高橋修一、合唱:東京混声合唱団、二期会合唱団、日本合唱協会、指揮:若杉弘/NHK交響楽団、解説:大木正興
12月20日<東京バッハ合唱団・第10回定期演奏会>《クリスマス・オラトリオ》全曲BWV248<東京バッハ合唱団・第10回定期演奏会> に出演  都市センターホール
出演:長谷川朝雄(指揮),瀬山詠子(S)、有賀喜見子(エコー)、戸田敏子(A)、板橋勝(T)、芳野靖夫(B)、東京ゾリステン、木村一子(オルガン)、東京バッハ合唱団

1967年
1月3(火)NHKアナログ教育 <ニュー・イヤー・オペラコンサート> ~東京・神田共立講堂から中継~ 
グルック作曲歌劇「オルフェウス」から“エウリディケを失って” メゾ・ソプラノ:戸田敏子
:中沢桂:森敏孝:田島好一:加藤綾子:布施隆治:長野羊奈子:立川澄人:栗本尊子:伊藤京子:宮本昭太:木村宏子:原卓也:小岩井幸:中村健:平野忠彦:成田絵智子:五十嵐喜芳:大橋国一:砂原美智子
話:団 伊玖磨ききて アナウンサー後藤美代子
3月11日ヨハネ受難曲》BWV245<東京バッハ合唱団・定期演奏会> に出演   都市センターホール
出演:長谷川朝雄(指揮)、瀬山詠子(S)、戸田敏子(A)、唐津東流(T)、芳野靖夫(B),高折続(Bイェス)、東京バッハ合唱団、東京ゾリステン、小林道夫(オルガン) 
雑誌「音楽の友」3月号カラー口絵・口絵・グラビア 戸田敏子が掲載される
3月26-4月1日<日生劇場・二期会提携公演>ヘンデル作曲:オペラ《ジュリアス・シーザー》 に出演  日生劇場 
出演:ジュリアス・シーザー:戸田敏子(タイトル・ロール)・高橋修一、クーリオ:野靖夫・佐伯雅巳、コルネリア/野羊奈子・荒道子、セクストゥス:木村宏子・島田恒輔、クレオパトラ:伊藤京子・中村邦子、トレミー:栗本尊子・平野忠彦、アキラス:小田清・高折続、ニレヌス:野崎幸子・佐々木行綱、兵士:久米勲・藤城圭一、指揮:若杉弘、チェンバロ:小林道夫、読売日本交響楽団、合唱:二期会合唱団
7月2日(日)アナログ教育 芸術劇場 ヘンデル作曲歌劇《ジュリアス・シーザー》 に出演 東京文化会館小ホール
ジュリアス・シーザー:戸田敏子、クーリオ:芳野靖夫、コルネリア:長野羊奈子、セクストウス:木村宏子、、クレオパトラ:伊藤京子、、トレミー:栗本尊子、アキラス:小田清、ニレヌス:野崎幸子
監督・演出:鈴木敬介、指揮:若杉弘/読売日本交響楽団、合唱:二期会合唱団
9月9日<東京バッハ合唱団・定期演奏会> 《泣き 嘆き 憂い 慄き》BWV12、《最愛の神よ、われはいつの日に死なり》BWV8。 に出演   東京文化会館小ホール
出演:小林道夫(指揮)、瀬山詠子(S.)、戸田敏子(A.)、板橋勝(T)、芳野靖夫(B.)、東京バッハ合唱団 東京ゾリステン,富永哲郎(オルガン) 
<戸田敏子独唱会>音楽評論家:岩井宏之の投稿が音楽之友社「音楽芸術」9月号に掲載される
10月24日(火)アナログ総合 こんにちは奥さん 「手づくりのプレゼント」 「人物登場」―ソ連で演奏会― 高田 敏子,戸田 昌広夫妻,鈴木 健二,五代利矢子
12月5-6日<モンテヴェルディ生誕400年記念> モンテヴェルディ作曲《聖母のための夕べの祈り》に出演、東京文化会館
指揮:ロヴロ・フォン・マタチッチ/NHK交響楽団、片野坂栄子(S.)・中村邦子(S.)、戸田敏子(A.)、藤沼昭彦(T.)・中村健(T.)、大橋国一(Br.)、高橋修一(Bs.)、合唱指揮:木下保、東京混声合唱団、二期会合唱団、日本合唱協会、東京少年少女合唱隊、
12月17日(日)アナログ教育 <NHK交響楽団演奏会> モンテヴェルディ作曲《聖母のための夕べの祈り》 に出演    ~東京文化会館で録画~
出演:片野坂栄子(S.)、中村邦子(S.)、戸田敏子(A.)、藤沼明彦(T)、中村健(T)、大橋国一(br.)、高橋修一(bs.)、東京混声合唱団/二期会合唱団/日本合唱協会/東京少年少女合唱隊、指揮/マタチッチ、ロヴロ・フォン/NHK交響楽団 
12月23日《クリスマス・オラトリオ》I, II, III BWV248<東京バッハ合唱団・定期演奏会>  に出演    都市センターホール
出演:小林道夫(指揮)、瀬山詠子(S)、戸田敏子(A)、板橋勝(T)、吉江忠男(B)、 東京バッハ合唱団、東京ゾリステン、草間美也子(オルガン) 

1968年
1月3日(水)午後2:00~午後4:00 アナログ教育<ニューイヤー・オペラコンサート>  指揮:森正/東京フィルハーモニー交響楽団 ~東京・厚生年金会館から中継~
ワーグナー作曲歌劇《タンホイザー》から ”おごそかなこの広間よ”(加藤)
モーツァルト作曲歌劇《フィガロの結婚》から ”もう飛ぶまいぞ,このちょうちょう”(平野)
モーツァルト作曲歌劇《フィガロの結婚》から ”恋とはどんなものかしら”(長野)
ドニゼッティ作曲歌劇《愛の妙薬》から ”人知れぬ涙”(森)
ヴェルディ作曲歌劇《リゴレット》から ”悪魔め,鬼め”(田島)
ビゼー作曲歌劇「カルメン」から  第1幕 セギディーリャ ”セビリアの砦の近くの酒場で” (木村)
ウェーバー作曲歌劇「魔弾の射手」から ”森を過ぎ野を越えて”(宮原)
マスカーニ作曲歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》から ”ママも知るとおり”(栗本)
モーツァルト作曲歌劇《魔笛》から ”恋人か女房があれば”(立川)
ワーグナー作曲歌劇《ローエングリン》から エルザの夢”寂しい日々に神に祈った”(砂原)
モーツァルト作曲歌劇《ドン・ジョヴァンニ》から モーツァルト作曲”奥さん,これが恋人のカタログ”(宮本)
サンサーンス作曲歌劇《サムソンとデリラ》から ”愛よ,わたしに力を与えてくれ”(戸田)
チャィコフスキー作曲歌劇《エウゲニ・オネーギン》から ”青春の日は遠く過ぎ去り”(中村)
ロッシーニ作曲歌劇「《ビリアの理髪師》から ”かげぐちはそよ風のように”(高橋)
ヴェルディ作曲歌劇《リゴレット》から ”慕わしい人の名は”(中沢)
ヴェルディ作曲歌劇《運命の力》から ”この中にわたしの運命がある”(栗林)
ドニゼッティ作曲歌劇《ファヴォリータ》から ”いとしいフェルナンドよ”(成田)
プッチーニ作曲歌劇《トスカ》から ”星はきらめき”(五十嵐)
ヴェルディ作曲歌劇《椿姫》から ”ああ,そはかの人か”と”花から花へ”(伊藤)
ワーグナー作曲歌劇《さまよえるオランダ人》から ”外国のお客を迎えてくれ”(大橋)
3月15日<読売日本交響楽団第45回定期演奏会> ロッシーニ《ミサ・ソレムニス》
出演:指揮/ニコラ・ルッチ、小岩井幸(S)、戸田敏子(A)、丹羽勝海(T)、高橋修一(B)、合唱/二期会合唱団・研修生、読売日本交響楽団
3月20日アナログ教育 <NHK交響楽団演奏会> モンテヴェルディ作曲《聖母のための夕べの祈り》 に出演    ~東京文化会館で録画~
出演:片野坂栄子(S.)、中村邦子(S.)、戸田敏子(A.)、藤沼明彦(T)、中村健(T)、大橋国一(br.)、高橋修一(bs.)、東京混声合唱団/二期会合唱団/日本合唱協会/東京少年少女合唱隊、指揮/マタチッチ、ロヴロ・フォン/NHK交響楽団 
4月13日、《マルコ受難曲BWV247より冒頭/最終合唱》《復活祭オラトリオ》BWV249<東京バッハ合唱団・定期演奏会>
出演:小林道夫(指揮)、瀬山詠子(S)、戸田敏子(A)、板橋勝(T)、芳野靖夫(B)、東京バッハ合唱団、東京ゾリステン、草間美也子(オルガン) 都市センターホール
10月12日、<東京吹奏楽団・第14回定期演奏会>出演:指揮/山本正人、戸田敏子(A)  日比谷公会堂
<曲目>
行進曲《若人の行進》/奥村一
行進曲《アンタルスの王子》/保科洋
吹奏楽のための序曲《北の国から》/服部公一
バンドのためのディヴェルティメント/兼田敏
前奏曲《祝典》/陶野重雄
吹奏楽のための即興曲/森村寛治
交響的四章《雲への頌歌》/小川原久雄
三つの前奏曲/清水脩
12月15日<東京バッハ合唱団・定期演奏会> 《喜びて舞いあがれ》BWV36、《クリスマスオラトリオIV, V, VI》BWV248  指揮:小林道夫
出演:北野寛子(S)、有賀喜見子(エコー)、戸田敏子(A)、板橋勝(T)、池田明良(B)、東京バッハ合唱団、東京ゾリステン、草間美也子(オルガン) 都市センターホール

1969年
1月28-2月3日二期会オペラ公演<都民劇場音楽サークル第165回定期公演>劇《ラインの黄金》 に出演    指揮/若杉弘:/売日本交響楽団     東京文化会館
出演:ウォータン/大橋国一、ドンナー:吉江忠男・立川澄人、フロー:宮原卓也・下野昇、ローゲ:藤沼昭彦・島田恒輔、エルダ:戸田敏子・伊原直子、フリッカ:長野羊奈子・春日成子、フライア:曾我栄子・渡辺洋子、ファゾルト/平野忠彦・小島琢磨、ファフナー:佐藤征一郎・鈴木義弘、アルベリヒ:栗林義信と木川田誠、ミーメ:森敏孝と砂川稔、ウォークリンデ:小池容子と佐野順子、ウェルグンデ:林康子と佐藤暉子、フロースヒルデ:木村宏子と石光幸子、ラインの乙女たち:新井雅子・石井せつ子・小堀泰子・亀ヶ谷環・石塚千香子・種子島有紀子・永田千春・寺田洋子・伊藤公子、ニーベルング族(小人たち):(多数)、バレエ/東京バレエ・グループ、子供合唱/ビクター少年合唱隊
11月29-2月4日<二期会オペラ公演>オペラ《魔笛》 に出演、 指揮:若杉弘、演奏:東京フィルハーモニー交響楽団、  東京文会館大ホール
出演:ザラストロ:大橋国一、弁者:吉江忠男、僧侶1:沢田文彦、僧侶2:中村義春、武士1:宮原卓也、武士2:佐藤征一郎、モノスタトス:佐伯雅巳、タミーノ:砂川稔、パパゲーノ:原田茂生、夜の女王:山根比奈子、パミーナ:蒲生能扶子、侍女1:大川隆子、侍女2:長野羊奈子、侍女3:戸田敏子、童子1:志賀朝子、童子2:佐野順子、童子3:岩波由美子、パパゲーナ/中山早智恵、合唱/二期会合唱団、バレエ/法村・友井バレエ団 
12月18日<日本フィル東京定期演奏会 第191回東京定期演奏会>ベートーヴェン《ミサ・ソレムニス》 に出演、  指揮/小澤征爾、演奏:日本フィルハーモニー交響楽団、 東京文化会館
出演:伊藤京子(S.)、戸田敏子(A.)、藤沼昭彦(T.)、芳野靖夫(Br.)、合唱/東京混声合唱団、東京放送合唱団、二期会合唱団、日本合唱協会 
12月21日<東京バッハ合唱団・定期演奏会>《クリスマスオラトリオI, II, III》BWV248 に出演、  小林道夫(指揮)、 東京文化会館小ホール
出演:大川隆子(S.)、戸田敏子(A.)、板橋勝(T.)、芳野靖夫(Br.)、 東京バッハ合唱団、東京ゾリステン、草間美也子(オルガン)  

1970年
3月20日<東京バッハ合唱団・定期演奏会> に出演、  指揮:小林道夫、  杉並公会堂
《来たれ、汝甘き死の時よ》BWV161、《身よ、われらエレサレムにのぼる》BWV159、《至高の善に賛美と栄光あれ》BWV、117。
出演:戸田敏子(A.)、板橋勝(T.)、芳野靖夫(Br.)、、東京ゾリステン、草間美也子(オルガン) 
4月27日ワーグナー楽劇《ラインの黄金》<EXPO’70公演> に出演、  指揮/若杉弘、読売日本交響楽団    大阪・フェスティバルホール
出演:ウォータン/大橋国一、ドンナー/立川清登、フロー/丹羽勝海、ローゲ/宮原卓也、フリッカ/長野羊奈子、フライア/佐藤暉子、エルダ/戸田敏子、ファゾルト/佐藤征一郎、ファフナー/鈴木義弘、アルベリヒ/栗林義信、ミーメ/砂川稔、ウォークリンデ/阿部容子、ウェルグンデ/木村宏子、フロースヒルデ/石光佐千子
10月10日<東京バッハ合唱団> に出演、  小林道夫(指揮)、   東京文化会館小ホール
《神なしたもう御業にこそいと善けれ》BWV100、《飢えたる者に」パンを裂き与えよ》BWV39
出演:川野博子(S.)、戸田敏子(A.)、板橋勝(T.)、芳野靖夫(Br.)、東京バッハ合唱団、東京ゾリステン、草間美也子(オルガン) 
12月3日ヘンデル《メサイア》第10回定期演奏会<中央大学音楽研究会混声合唱団> に出演、  指揮/南波恵/山口貴、  虎ノ門ホール
出演/志賀朝子・戸田敏子・砂川稔・高折続 東京交響楽団
12月20日、“コロニー拡充資金募集”<東京バッハ合唱団> に出演、   渋谷公会堂
《クリスマス・オラトリオIV, V, VI》BWV248、  
出演:川野博子(S.)、戸田敏子(A.)、篠崎義昭(T.)、芳野靖夫(Br.)、 合唱:東京バッハ合唱団、東京ゾリステン、草間美也子(オルガン) 

1971年
音楽之友社「音楽の友」4月号にRECORD 私のきいた今月の新譜 音友推薦盤/深沢亮子 山田貢 富樫康 三瓶十郎 広瀬悦子 浅妻文樹 中野博詞 浜田徳昭 佐藤菊夫 中村邦子 戸田敏子 辻久子等が音友推薦盤に投稿
11月21日~12月2日<文化庁移動芸術祭>オペラ《フィガロの結婚》  に出演、  指揮/秋山和慶、  鈴鹿市民会館・和歌山県民文化会館大ホール・神戸国際会館・豊岡市民会館文化ホール・佐伯文化会館・北九州市立戸畑市民会館大ホール・福岡市民会館大ホール・岡山市民会館大ホール・津山文化センター大ホール・島田市民会館
出演:アルマヴィーヴァ伯爵/宮本昭太・平野忠彦、伯爵夫人/加藤綾子・平田恭子、ケルビーノ/荒道子・牧山静江・宇治操、フィガロ/立川清登・久岡昇、スザンナ/伊藤京子・島田祐子、マルチェリーナ/戸田敏子・荘智世恵、バルトロ/小田清、ドン・バジリオ/中村健、ドン・クルチオ/伯田好史、アントニオ/瀬川武、バルバリーナ/勝本章子、花娘I/尾坂尚子、花娘II/酒井美和子、合唱/二期会合唱団、舞踊・小松原庸子スペイン舞踊団、京都市交響楽団・東京交響楽団 

1972年
5月16~18日<東京室内歌劇場第三期公演3>オペラ《ディドとエネアス》に出演
オペラ《村医者》(戸田敏子、出演せず) 第一生命ホール
9月5日~8日二期会創立20周年記念オペラ公演、オペラ《フィガロの結婚》にマルチェリーナ役で出演、東京文化会館
9月24日 NHKアナログ総合テレビ 芸術劇場モーツァルト作曲 歌劇《フィガロの結婚》(ハイライト) -東京文化会館で録画-
12月23日<東京都交響楽団第48回定期演奏会>作曲:モーリス・ラヴェルのオペラ《子供と魔法》に出演
12月16日ベートーヴェン《交響曲第九番》に出演、 東京文化会館

1973年
5月15~17日<東京室内歌劇場第四期公演3>ヴォルフガング・フォルトナー:オペラ《血の婚礼》に出演、第一生命ホール
5月25日<読売日本交響楽団第93回定期演奏会>クロード・ドビュッシー:オペラ《ペレアスとメリザンド》に出演、東京文化会館大ホール

1974年
2月12日<フィルハーモニー合唱団第17回定期演奏会>ドヴォルザーク:オラトリオ《聖ルドミラ》に出演、東京厚生年金会館
2月25日<読売日本交響楽団 定期演奏会 第100回記念特別公演>(演奏会形式、一部カットあり)ベルリオーズ:オペラ《カルタゴのトロイ人》に出演
4月13日<東京バッハ合唱団>《ミサ曲ト短調》BWV235、《心と口と行いと生活で》BWV147、に出演、杉並公会堂
12月8日<東京バッハ合唱団>《クリスマスオラトリオIV, V, VI》BWV248、に出演、中央会館
12月26~27日<新星日響合唱団第15回定期> ベートーヴェン《 交響曲第九番》「合唱付」に出演、日比谷公会堂
指揮:山田一雄/新星日本交響楽団、中沢桂(S.)、戸田敏子(A.)、砂川稔(T.)、栗林義信(Br.)

1975年
2月4日~7日、シュトラウスⅡ:喜歌劇《こうもり》にオルロフスキー侯役で出演、東京文化会館
2月9日<コーロ・ヌオーヴォ第1回演奏会>バッハ《カンタータ1番・4番》、モーツァルト《リタニア》に出演、都市センターホール
4月26日<東京バッハ合唱団>《わがもとにとどまれ、はや夕べとなれば》BWV6、《まことに、もことに、われ汝らに告ぐ》BWV86、《イエスよ、汝わが魂を》BWV78、に出演、杉並公会堂
5月4日 NHKアナログ教育テレビ NHK劇場<二期会公演から> ヨハン・シュトラウス作曲 喜歌劇《こうもり》 -東京文化会館で録画-
9月30~10月3日<東京室内歌劇場第七期第二回公演>クラウディオ・モンテヴェルディ:オペラ《タンクレディとクロリンダの戦い》に出演、第一生命ホール
11月4日<東京バッハ合唱団>《飾りなき心ぞ》BWV24、《天は神の栄光を語る》BWV76、に出演、日本青年館ホール
12月15日<東京バッハ合唱団>《クリスマスオラトリオI, II, III》BWV248、に出演、九段会館ホール

1976年
東京藝術大学声楽教授として以降数多の後進育成に務めることになってゆく。
3月10日<東京バッハ合唱団>《神の時こそ良き時》BWV106、に出演、杉並公会堂
池田明良:指揮、市田キヨ子(S.)、戸田敏子(A.)、河瀬柳史(T.)、渡邊明(Br.)、コンチェントゥス・ムジクス東京
6月10日~19日ムソルグスキー:オペラ《ボリス・ゴドゥノフ》にクセーニャの乳母役で出演、指揮:小澤征爾、神奈川県民ホール、東京文化会館
9月18日<東京バッハ合唱団>《深き悩みの淵より、われ汝に呼ばわる》BWV38、に出演、世田谷区民会館
堤俊作:指揮、秋山恵美子(S.)、戸田敏子(A.)、入江進(T.)、渡邊明(B.)、 東京シティフィル室内合奏団,沢和彦(後の澤和樹:芸大学長)(Vn.)、草間美也子(オルガン)
12月17日<東京バッハ合唱団>《クリスマス・オラトリオIV, V, VI》BWV248、に出演、世田谷区民会館
堤俊作:指揮、秋山恵美子(S.)、中川喜美(エコー)、戸田敏子(A.)、板橋勝(T.)、芳野靖夫(Bs.)、東京シティフィル室内合奏団,草間美也子(オルガン)

1977年月14日<東京バッハ合唱団>《主は忠実な牧者なり》モテット4番BWV112、《復活祭オラトリオ》BWV249、に出演、杉並公会堂
7月2~4日<東京室内歌劇場九期第一回公演>石桁眞禮生:オペラ《卒塔婆小町》に出演、 第一生命ホール
11月5日<東京バッハ合唱団・創立15周年記念公演Ⅰ>《見よ、父なる神の大いなる愛を》BWV64、《汝平和の君、主イエス・キリスト》BWV116、《考えみよ、かかる苦しみのあるやを》BWV46、《ブランデンブルク協奏曲第3番》(BWV1048)に出演、 石橋メモリアルホール
12月3日<東京バッハ合唱団・創立15周年記念公演Ⅰ>《クリスマスオラトリオI, II, III》BWV248、に出演、石橋メモリアルホール

1978年
1月19日<東京オペラ・プロデュース 中劇場シリーズNo.3>クロード・ドビュッシー:オペラ《ペレアスとメリザンド》に出演、東京郵便貯金ホール
指揮:若杉弘、演出:佐藤信、ペレアス:黒崎錬太郎、メリザンド:豊田喜代美、ジュヌヴィエーヴ:戸田敏子、東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:コロス・TOP・セレクティオヌム
2月24~27日二期会オペラ公演《ディドとエネアス》に出演
5月14日<東京バッハ合唱団>《汝まことの神にしてダヴィデの子》BWV23、《わがイエスをわれ捨てず》BWV124、《神をそのもろもろの国にてほめ讃えよ》BWV11、に出演、石橋メモリアルホール
7月13~15日、<東京室内歌劇場十期第一回公演>モンテヴェルディ:オペラ《ユリシーズの帰郷》に出演、 第一生命ホール
12月3日<東京バッハ合唱団>《モテット6番》BWV230、《クリスマスオラトリオIV, V, VI》BWV248、に出演、 石橋メモリアルホール
ウィンナーワールド・オペラ賞・オペラ大賞受賞(《ペレアスとメリザンド》のジュヌヴィエーヴ役と《ユリシーズの帰郷》のペネローベ役でベテランの見識と力量が認められた) 

1980年
5月24日<東京バッハ合唱団・初期作品連続演奏Ⅱ>《主よ、汝の目は信仰を顧みるにあらずや》BWV106、《泣き、嘆き、憂い、慄き》BWV12、《キリストは死の縄目につかれたり》BWV4、に出演、 石橋メモリアルホール
12月27日<東京バッハ合唱団・初期作品連続演奏Ⅲ>《クリスマスオラトリオIV, V, VI》BWV248、《キリスト者よ、この日を銘記せよ》BWV 63、に出演、 石橋メモリアルホール

1981年
5月30日<東京バッハ合唱団・初期作品連続演奏Ⅳ>《神は、いにしえよりわが主なり》BWV 71、《鳴り響け、汝らの歌声》BWV172、に出演、 石橋メモリアルホール
12月6日<東京バッハ合唱団>《クリスマスオラトリオI, II, III》BWV248、に出演、 中央会館

1982年
2月28日クロード・ドビュッシー:オペラ《ペレアスとメリザンド》<東京オペラ・プロデュース公演>・<第14回東京都オペラシーズン合同公演>に出演、東京文化会館大ホール、
指揮:黒岩英臣、演出:佐藤信、ペレアス:越智則英、メリザンド:豊田喜代美、ジュヌヴィエーヴ:戸田敏子、合唱:コロス・TOP・セレクティオヌム、東京交響楽団
12月4日<東京バッハ合唱団>《神の子の現れたまいしは》BWV40、《われらの口を笑いで満たし》BWV110、に出演 石橋メモリアルホール

1983年
5月14日、<東京バッハ合唱団>《モテット1番》《モテット3番》《われらが神は堅き砦》BWV80、《キリストは死の縄目につながれたり》BWV4、に出演  石橋メモリアルホール

1984年
12月16日<東京バッハ合唱団>《モテット1番》《クリスマスオラトリオIV, V, VI》に出演 石橋メモリアルホール

1986年
12月22日<立教大学メサイヤ演奏会>ヘンデル:オラトリオ《メサイヤ》に出演
指揮:金子登、中村邦子(S.)、戸田敏子(A.)、中村健(T.)、平野忠彦Br.)、チェンバロ:山田貢

1993年
勲三等瑞宝章受章

1998年
1月25日 NHK-FM <20世紀の名演奏> 黒田恭一 -ロヴロ・フォン・マタチッチとNHK交響楽団- モンテヴェルディ作曲《聖母のための夕べの祈り》

1999年
1月22日<水谷達夫先生を偲んで・追悼演奏会>に出演
於:旧東京音楽学校奏楽堂、主催:東京芸術大学音楽学部同声会、水谷達夫追悼音楽会委員会、後援:聖徳大学、聖徳大学音楽研究センター
出演者:皆川達夫(立教大学名誉教授)、中屋早紀子(メゾ・ソプラノ)、原佳大(ピアノ)、佐藤鈴子(ピアノ)、戸田敏子(東京芸術大学音楽学部名誉教授)、安井耕一(ピアノ)、宮原卓也(バリトン)
於:旧東京音楽学校奏楽堂、主催:東京芸術大学音楽学部同声会、水谷達夫追悼音楽会委員会、後援:聖徳大学、聖徳大学音楽研究センター
追悼文執筆者:斎藤一郎(東京芸術大学音楽学部長)、服部幸三(東京芸術大学名誉教授 元音楽学部長)、中山靖子(東京芸術大学名誉教授)、林秀光(桐朋学園大学音楽学部教授 前音楽学部長ピアノ科主任)、髙橋大海(東京芸術大学音楽学部教授)、若杉弘(東京芸術大学音楽学部教授 指揮者)、増田宏昭(ザールランド州立歌劇場首席指揮者)

2002年
9月16日桐朋学園音楽部門同窓会オーケストラ・コンサート及び祝賀会に出席した。有賀和子、伊藤京子、江戸弘子、大島正泰、大島久子、岡部守弘、奥村洋子、北沢方邦、北爪利世、園田泰子、寺西春雄、寺西昭子、遠山一行、戸田敏子、別宮貞雄、松岡貞子、丸谷才一、ヨゼフ・モルナール、それに小澤征爾、学園からは山下明理事長、西原稔理事、柿崎敬彦(学長代理)、大倉文化財団の藤井淑男理事長、サントリーホールの横矢誠ニ運営部長ら350名が出席した

2007年
5月11日、<奏楽堂日本歌曲コンクール本選>歌唱部門の演奏審査に出席。三林輝夫(審査委員長)、青山恵子、岡村喬生、木下牧子、小泉恵子、鈴木寛一、関定子、瀬山詠子、竹澤嘉明、塚田佳男、戸田敏子、中澤桂、中村健、中村浩子、松内和子、三善清達、若杉弘

2009年
7月4日、公益財団法人・日本音楽教育文化振興会主催<日本声楽コンクール記念リサイタル>運営委員会に出席。戸田敏子(運営委員長)を担っていた
同日<戸田敏子先生を囲む会>が六本木・国際文化会館で開催され出席した

2010年
6月20日<二期会ドイツ歌曲研修会>による「R・Schumann歌曲による公開レッスン」が開催され指導。矢部伸子(Pf.)
7月11日<二期会ドイツ歌曲研修会>による「J・Brahms歌曲による公開レッスン」が開催され指導。高橋京子(Pf.)

2011年
1月23日<二期会ドイツ歌曲研修会>による「自由曲による公開レッスン」が開催され指導。中山真理(Pf.)
3月6日<二期会ドイツ歌曲研修会>による「自由曲による公開レッスン」が開催され指導。櫻井英津子(Pf.)

2014年
4月20日<歌曲公開レッスン>を二期会会館第1スタジオにおいて開催され、北村さおり、佐藤信子、中谷美恵子、高橋節子等を指導。赤塚太郎(Pf.)
5月25日<歌曲公開レッスン>を二期会会館第1スタジオにおいて開催され、杉下友季子、稲葉美和子、二見忍、近藤悦子等を指導。赤塚太郎(Pf.)
11月16日<戸田先生課題曲からの歌曲公開レッスン>を二期会会館第1スタジオにおいて開催され、北村さおり、横山一恵、谷真希、池野博子等を指導。矢部伸子(Pf.)
12月21日日<戸田先生課題曲からの歌曲公開レッスン>を二期会会館第1スタジオにおいて開催され、稲葉美和子、佐藤信子、中谷美恵子、内藤明美等を指導。赤塚太郎(Pf.)

2015年
3月22日「二期会ドイツリート研究会において現役最後の」<歌曲公開レッスン>を二期会会館第1スタジオにおいて開催され、刀根敬子、中谷美恵子、佐藤信子等を指導。中山真理(Pf.)
9月4日 NHK-FM <N響 ザ・レジェンド 拡大版 没後30年 マタチッチ 伝説の名演>モンテヴェルディ作曲《聖母のための夕べの祈り》
9月24日、脳梗塞で歿(94才)
新宿区西早稲田2丁目1-14 高野山真言宗準別格本山 「放生寺」永久の会墓苑、戸田家の墓に埋葬された
12月28日、門下生主催の<戸田敏子先生を偲ぶ会>が東京藝術大学構内のキャッスルで開催された

7. <初演>


1959年11月3~9日<第9回東京芸術祭オペラ公演>オネゲル作曲:オペラ《火刑台上のジャンヌ・ダルク》日本初演にカテリーヌ役で出演、 日比谷公会堂
1960年11月2~8日<第10回東京芸術祭主催公演>・<都民劇場音楽サークル第93回定期>楽劇《ニュルンベルクの名歌手》(日本初演)マグダレーネ役で出演、 日比谷公会堂
1966年11月27日<ロマン・ロラン生誕百年祭・記念音楽会> エクトル・ベルリオーズ作曲:劇的交響曲《ロメオとジュリエット》全曲  東京文化会館
出演:戸田敏子(A)・中村健()T.・高橋修一(B.)、合唱/東京混声合唱団・二期会合唱団・日本合唱協会、指揮/若杉弘/NHK交響楽団 
1969年1月28-2月3日二期会オペラ公演<都民劇場音楽サークル第165回定期公演>劇《ラインの黄金》 に出演    指揮/若杉弘:/売日本交響楽団     東京文化会館
出演:ウォータン/大橋国一、ドンナー:吉江忠男・立川澄人、フロー:宮原卓也・下野昇、ローゲ:藤沼昭彦・島田恒輔、エルダ:戸田敏子・伊原直子、フリッカ:長野羊奈子・春日成子、フライア:曾我栄子・渡辺洋子、ファゾルト/平野忠彦・小島琢磨、ファフナー:佐藤征一郎・鈴木義弘、アルベリヒ:栗林義信と木川田誠、ミーメ:森敏孝と砂川稔、ウォークリンデ:小池容子と佐野順子、ウェルグンデ:林康子と佐藤暉子、フロースヒルデ:木村宏子と石光幸子、ラインの乙女たち:新井雅子・石井せつ子・小堀泰子・亀ヶ谷環・石塚千香子・種子島有紀子・永田千春・寺田洋子・伊藤公子、ニーベルング族(小人たち):(多数)、バレエ/東京バレエ・グループ、子供合唱/ビクター少年合唱隊

<活躍する教え子たち>

戸田敏子の教え子たちの一覧

<戸田敏子 家族>Familienhintergrund

戸田敏子 家族

<戸田敏子 演奏会記録>

戸田敏子 演奏会記録

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