生没年・出身地・歿地・墓地
ニコロ・パガニーニ生誕 Niccolò Paganini
(1782年10月27日イタリア、ジェノヴァの生)
(1840年5月27日フランスニースで歿)
1.職業
イタリアのヴァイオリニスト・作曲家
2.称号
3.経歴
父アントニオ・パガニーニは商人で音楽好き、母はテレサ・ボチャルドという。二人はカルトゥソのパッソ・デッラ・ガッタ・モラのヴィコ・フォセ・デル・コレに住んでいたらしい子供の頃父親からマンドリン演奏を習う
5才頃地元の劇場オーケストラのヴァイオリニストのジョヴァンニ・セルベットと教会オルガニストのジャコモ・コスタにヴァイオリン等をフランシスコ・グネコには和声を学び始めたようだ
1789年7才でヴァイオリンを演奏
ピエトロ・アントニオ・ロカテッリ・イタリア語学校に通う
1794年5月26日ジェノヴァのサン・フィリッポ・ネリ教会で公開デビュー
1795年 パルマに行きアレッサンドロ・ローラに会うが、ローラは自分に教えることがないと知りパエルに学ぶよう示唆
パエルは自分の師であるガスパラ・ガレッティに託す。芸術性の低いレッスンを30数回で切り上げ、その後は独学で勉強
1796年 ナポレオン軍のイタリア侵攻で家族はラマイローネに移住
1797~80年の間は父と一緒にロンバルディの首都で演奏活動を続け、評判が高まるに従い甘やかされ女性関係が過度になりギャンブルに手を出すようになる。リボルノからジェノヴァに戻る
1801年 演奏活動を中断しギターを特訓し短期間でマスターする
1801年 ヴァイオリニストの兄カルロの働くオーケストラが、サンタクローチェ祭に出演を知りロッカに行き9月14日出演が成功。地元のナショナル管弦楽団のコンサートマスターに就任する
1805年 ルッカの支配者であるナポレオンの姉妹エルサ・バッキオッキが到着し、2つの主要オーケストラを解体再編成し室内管弦楽団としその第二ヴァイオリストになる
1807年 ソロ・ヴァイオリニスト就任
1808年1月1日室内管弦楽団が解散し宮廷弦楽四重奏団となりヴァイオリニスト兼フェリックス・バッキオッキ王子のヴァイオリン教師に任命される。その立場に満足せず12月宮廷を去る
1809年 更にヴァイオリン演奏法の追求に専念する
1813年10月29日ミラノのカルカノ劇場での演奏会は批評家をして世界一のヴァイオリニストと称賛される。ミラノにおける37回の公演は全国の注目を集める
1816年 ミラノのラフォントに住む
1818年 ピアチェンツァのリピンスキに移住
1820年 慢性の咳などで体調不良となる
1823年 梅毒と診断される
1824年 のちに愛人となる歌手のアントニア・ビアンチに出会う。翌年二人の間に息子アキル出生(1837年認知)
1825年 健康状態の不安定は続く
1827年 教皇レオ12世から黄金拍車騎士章授与される
1828年3月29日ウィーンでの公演は大成功を収め、皇帝フランチェスコ2世からセント・サルヴェーター勲章を受け巨匠の名誉を授与される。フランクフルト・アム・マイン、ダルムシュタット、マンハイム、ライプツィヒ、プラハと公演し1829年3月4日ベルリンデビュー
1831年3月9日パリ公演、6月3日ロンドン公演し1833年まで英国全土で公演
1832年 ジェノヴァに戻る
1834年 肺疾患により衰弱、20人の欧州の著名な医師が診察するも治療困難。パルマのヴィラでほとんど過ごし、時々パリを訪れる
1838年 声が出なくなる
1839年11月健康の為ニースに行く
1840年 春、上気管支炎、ネフローゼ症候群、慢性腎不全を患い亡くなる
4.主な作品
24の奇想曲、ヴァイオリン協奏曲「1番・2番・3番」、モトペルペトトゥオ、ヴァイオリンとギターのためのソナタ集、ノン・ピウ・メスタ、ヴェニスの謝肉祭、モーゼ幻想曲ほか
5.その他
死後パガニーニの遺体は約30年の間、勅許によりクリスチャンの墓地への埋葬を拒否されたままであった。遺体は包まれたまま死んだ家の地下に保管され、その後数回の移動のあとパルマの教会の墓地に埋葬を許された。生前の悪い評判と噂がニースの大司教の耳に入ったことが原因らしい。今は、墓は新鮮な花でいっぱいで、多くの観光客が訪れているという。
6.初演
7.関連動画
Sonata for Violin and Guitar No.6 in E minor Op.3
Cantabile for violin & guitar in D Op.17
Cantabile Op.17 Leonid Kogan
Violin Concerto No. 1
Violin Concerto No. 2
Violin Concerto No. 3
Violin Concerto No. 4
Caprices No. 1/ No. 5/ No. 24 Itzhak Perlman
Caprice no.5 Alexander Markov
Caprice No. 24 Jascha Heifetz
Caprice No. 24 Yehudi Menuhin
Caprice No. 24 Hilary Hahn
Young Menuhin plays “La Campanella” 1930
Moto Perpetuo in sol maggiore, Op. 11 Jascha Heifetz
Moto Perpetuo in sol maggiore, Op. 11 Itzhak Perlman
Nel cor più non mi sento Leonid Kogan
Caprice No. 24 Chaconne Klaverenga
The 37 guitar sonatas