生没年・出身地・歿地・墓地
ヤーコプ・ルートヴィヒ・フェーリクス・メンデルスゾーン・バルトルディ 生誕 Jakob Ludwig Felix Mendelssohn Bartholdy
(1809年2月3日ハンブルク生)
(1847年11月4日ライプツィヒで歿)
1.職業
ドイツの作曲家・指揮者・ピアニスト
2.称号
3.経歴
⑴.曾祖父はメンデル・ヘイマンはデッサウのユダヤ教役場の書記と小学校の教師を務める
⑵.祖父モーゼフ・ベン・メンデルは貧困のため学校へ通えず3歳頃から父とユダヤ教のラビ、デイビット・ハーシャル・フレンケルに聖書やユダヤ教の聖典タルムード、マイモニデスの哲学等を学びベルリンで独学で研鑽を積みイザーク・ベルンハルト家の簿記係から共同経営者となり1763年ベルリン・アカデミー懸賞論文で哲学者カントトに競り勝つ。ユダヤ教徒の身分解放を訴えドイツのソクラテスと呼ばれ、著名な啓蒙主義哲学者として知られメンデルスゾーンを名のる
⑶.父アブラハム・メンデルスゾーン・バルトルディはパリの銀行員であったが、プロイセン宮廷宝石商の娘レア・ザロモンと結婚。祖父は工場と土地を所有しプロイセン王フリドリヒ2世の経済顧問を務めた。銀行を辞めハンブルクに移り、兄のヨーゼフと共同で銀行兼輸入会社「メンデルスゾーン銀行」を設立しベルリンの有力な銀行に育てる、1839年ナチスにより閉鎖される。両親はユダヤ人
⑷.メンデルスゾーンは1811年2才の時、一家はベルリンへ移る
1814年頃に母からドイツ語、文学、美術とピアノの手ほどきを父からフランス語と数学を学び、後に家庭教師に学ぶ
1815年ピアノをルードヴィヒ・ベルガーにヴァイオリンをカール・ヘニングス、後にヴァイオリンとヴィオラはエドゥアルト・リーツに学ぶ
1816年7才の時、父のパリ出張に家族も同行しマリー・ビゴーからピアノのレッスンを受ける。同年ベルリンでキリスト教に改宗
1819年カール・フリードリヒ ・ツェルターに作曲法を師事
1824年15才で「交響曲第1番」ハ短調作曲
1825年一家はライプツィヒ通り3番地に移る。アフェルの喜劇「アンドロス島の女アンドリア」を翻訳し出版。この訳本によりベルリン大学で学べるようになる
1826~29年ヘーゲルの美学、ガンスの歴史学、リッターの地理学の講義に出席
1826年「夏の夜の夢」序曲作曲
1829年バッハの「マタイ受難曲」を編曲しベルリンで上演成功を収めイングランド、パリ、イタリア等に演奏旅行
1830年ベルリン大学音楽教師就任要請を辞退10月から翌年7月までイタリア滞在。ミュンヘンに滞在し「ピアノ協奏曲第1番」初演。12月パリに立ち寄りショパンに会いパリ音楽院で「夏の夜の夢」の演奏会を開く
1832年パリからロンドンへ向かい6月ベルリンへ戻る
1833年5月デュッセルドルフのニーダーライン音楽祭で指揮
同年10月~1835年デュッセルドルフ市音楽監督就任
1835~47年ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団指揮者就任
同年父の死
1836年デュッセルドルフのニーダーライン音楽祭芸術監督。ライプツィヒ大学から名誉哲学博士、名誉芸術修士号授与。夏、フランクフルト・アム・マインの聖ツェツィリア協会で合唱団を指揮しこの縁で1837年セシル・ジャンルノーと結婚しライプツィヒのルルゲンシュタインス・ガルテンに住む
1841~44年フリードリヒ ・ヴィルヘルム3世の招きでベルリン王立芸術アカデミ-音楽部長に就任し宮廷礼拝堂楽長・王立管弦楽団楽長に補される
1842年ヴィクトリア女王とアルバ-ト公に謁見
1843~46年ライプツィヒ音楽院を開校し院長に就任
1844年ヴァイオリン協奏作曲。体調を崩す
1845年ニューヨーク・フィルからの招待を健康上の理由で辞退。8月ケーニヒ通り3番地に移る
1847年5月イギリス訪問。10月9日手が麻痺していることに気付く
11月3日見舞いに来た弟パウルと楽しそうに話す。午後2時頃容態が急変し頭痛を訴え意識がなくなり、悲鳴をあげ続け歌を歌ったり、太鼓を打つ真似をし、翌4日夜9時過ぎに38歳で亡くなる。
4.主な作品
ヴァイオリン協奏曲ホ短調、交響曲、管弦楽曲、歌劇 、室内楽曲、合唱曲、歌曲、ピアノ曲、オルガン曲等
5.その他
指揮者という職務を独立させ指揮法を確立した
6.初演
7.関連動画
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