生没年・出身地・歿地・墓地
ジャウフレ・リュデル(ジョフレ・リュデル)生誕 Jaufre Rudel
(1113年頃アキテーヌ地域ブライユ生)
(1148年頃レバノンのトリポリで歿したという説)また(1170年没したという説もある)
1.職業
中世フランスの下級貴族・トロバドゥール
有名なトロバドゥールのひとり
2.称号
ブライユの領主
3.経歴
1125年頃の古文書にその名が残されている
1148年作のマルカブリュの詩にもその名が記されている
1148年エデッサ奪還のためエレサルムを遠征するへルイ7世とエレノア(トロバドゥール、ギョウム9世の息子アキテーヌ公ギョウム10世の長女、母はエレノア・シャテルロー・アキテーヌ公夫人)率いる第2回十字軍に参加。病に倒れトリポリに到着(アムール・クルトワとして)自分の「遠くからの恋」という理想から美貌のトリポリ伯爵夫人オディエルナを自分の女神とした。オディエルナがその病いを聞きつけリュデルのもとに駆けつけ両腕に抱き最後を看取ったという伝説が残されている
(注・・アムール・クルトワとは自分より身分の高い高貴な女性を慕い献身的に尽くす気持ちのことで主君に仕える騎士道の理念にもじると言われたこの時代の宮廷の風潮であったらしい)
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4.主な作品
「五月の陽の長くなる頃」ほか6篇が残されている
5.その他
オペラ「遥かなる恋人」はリュデルを題材にフィンランドの女性作曲家カイヤ・サーリアホの作