チャイコフスキー作品(主な初演含む)

内容
1. 代表的な作品
2. 作品
3. 主な作品初演年月日

1. <代表的な作品Representative works>
<交響曲Symphony>
《交響曲第1番》ト短調「冬の日の幻想」
《交響曲第2番》ハ短調「小ロシア」
《交響曲第3番》ニ長調「ポーランド」
《交響曲第4番》ヘ短調
《交響曲第5番》ホ短調
《交響曲第6番》ロ短調「悲愴」
《マンフレッド交響曲》ロ短調
<バレエ音楽Music written for a ballet>
バレエ音楽《白鳥の湖》
バレエ音楽《眠れる森の美女》
バレエ音楽《くるみ割り人形》
<室内楽曲Chamber music>
《弦楽四重奏曲》変ロ長調
《弦楽六重奏曲》ニ短調「フィレンツェの思い出」
《なつかしい土地の思い出》
《ピアノ三重奏曲》イ短調「偉大な芸術家の思い出に」
<弦楽合奏曲String orchestra>
《弦楽セレナーデ ハ長調》
<管弦楽曲Orchestral music>
《組曲第1番》ニ短調
《組曲第2番》ハ長調
《組曲第3番》ト長調
《組曲第4番》ト長調「モーツァルティーナ」
《スラヴ行進曲》変ロ短調
《戴冠式祝典行進曲》
《ワルツ・スケルツォ》ハ長調
《デンマーク国家による祝典序曲》
幻想序曲《テンペスト》
幻想曲《フランチェスカ・ダ・リミニ》
《イタリア奇想曲》
序曲《1812年》
幻想序曲《ハムレット》
幻想序曲《ロメオとジュリエット》
《序曲 ハ短調》
<協奏曲Concerto>
《ピアノ協奏曲第1番》変ロ短調
《ピアノ協奏曲第2番》ト長調
《ピアノ協奏曲第3番》変ホ長調
《ヴァイオリン協奏曲》ニ長調
《協奏的幻想曲 ト長調》
《憂鬱なセレナーデ
《ロココの主題による変奏曲》イ長調
《奇想的小品》
<ピアノ曲Piano musiP>
《6つの小品》作品19
《6つの小品》作品51
《18の小品》
《ワルツ・スケルツォ》イ長調
《四季》
《子供のアルバム》
《ドゥムカ》
《ロマンス ヘ短調》
《2つの小品》
<オペラOpera>
歌劇《スペードの女王》
歌劇《オルレアンの少女》
<歌曲lieder>
《6つの歌》 作品6より「ただ憧れを知る者だけが」
《6つの歌》 作品38より「もしも君がほんの一瞬でも」
カンタータ《モスクワ》

2. <作品Works>
<オペラOpera>
《ヒュペルボラ》(1854年)(作曲者により放棄)
《地方長官》(1867-68年)(作曲者により破棄され断片のみ現存)
《ウンディーナ》(1869年)
《マンドラゴラ》(1870年)(未完)
《オプリーチニク」(1870-73年)
《鍛冶屋のヴァクーラ》作品14(1874年)(改訂され「チェレヴィチキ」へと改題)
《エフゲニー・オネーギン》作品24(1878年)
《オルレアンの少女》(1879年、1882年)
《マゼッパ》(1881-83年)
《チェレヴィチキ》(1885年)(「鍛冶屋のヴァクーラ」の改作)
《チャロデイカ》(1885-87年)
《スペードの女王》作品68(1890年)
《イオランタ》作品69(1891年)
<交響曲Symphony>
《交響曲第1番》ト短調 作品13「冬の日の幻想」(1866年、1874年)
《交響曲第2番》ハ短調 作品17「小ロシア」(1872年、1879年)
《交響曲第3番》ニ長調 作品29「ポーランド」(1875年)
《交響曲第4番》ヘ短調 作品36(1877-78年)
《マンフレッド交響曲》作品58(1885年)
《交響曲第5番》ホ短調 作品64(1888年)
《交響曲第6番》ロ短調 作品74「悲愴(Pathétique)」(1893年)
<協奏的作品Concerto>
《ピアノ協奏曲第1番》変ロ短調 作品23(1874-75年)
《憂鬱なセレナード》(ヴァイオリンと管弦楽のための)作品26(1875年)
《ロココの主題による変奏曲》(チェロと管弦楽のための)イ長調 作品33(1877年)
《ヴァイオリン協奏曲》ニ長調 作品35(1878年)
《ピアノ協奏曲第2番》ト長調 作品44(1879-80年)
《ピアノと管弦楽のための協奏的幻想曲》ト長調 作品56(1884年)
《奇想的小品》(チェロと管弦楽のための) 作品62(1887年)
<編曲>《ハンガリー様式の協奏曲》(ピアノと管弦楽のための)(1892年)(原曲はゾフィー・メンター作曲とされているが、リストの作曲とする説もある)
《ピアノ協奏曲第3番》変ホ長調 作品75(1893年)
<バレエ音楽Music written for a ballet>
《白鳥の湖》作品20(1875年夏-1876年4月末)
《眠れる森の美女》作品66(1888年10月-1889年8月)
《くるみ割り人形》作品71(1891年1月-1892年4月)
<劇付随音楽Incidental music >
劇付随音楽《雪娘》作品12から
序奏・メロドラマ《道化師の踊り》
《ボリス・ゴドゥノフ》(1863 – 64年)
《大混乱》(1867年)
《僭称者ドミトリーとヴァシリー・シュイスキー》(1880年)
《セビリャの理髪師》(1872年)
《雪娘》作品12(1873年)
《モンテネグロ》(1880年)
《ヴォイェヴォーダ》(1886年)
《ハムレット》作品67b(1891年)
《妖精》
<その他の管弦楽曲Orchestral music>
弦楽のためのエレジー《イヴァン・サマーリンの思い出に》
序曲《雷雨》作品76(1864年)
《デンマーク国歌による祝典序曲》作品15(1866年)
幻想曲《運命》作品77(1868年)
幻想序曲《ロメオとジュリエット》(1869年、1870年、1880年)
《ニコライ・ルビンシテインの誕生日のためのセレナード》(1872年)
幻想序曲《テンペスト》作品18(1873年)
《スラヴ行進曲》作品31(1876年)
幻想曲《フランチェスカ・ダ・リミニ》作品32(1876年)
《組曲第1番》ニ短調 作品43(1878 – 79年)(6曲)
《イタリア奇想曲》作品45(1880年)
《弦楽セレナーデ》ハ長調 作品48(1880年)
序曲《1812年》作品49(1880年)
《戴冠式祝典行進曲》(1883年)
《組曲第2番》ハ長調 作品53(1883年)(5曲)
《組曲第3番》ト長調 作品55(1884年)(4曲)
弦楽のためのエレジー《イヴァン・サマーリンの思い出に》(1884年)
《法律学生行進曲》(1885年)
《組曲第4番》ト長調「モーツァルティアーナ(Mozartiana)」作品61(1887年)(4曲)
幻想序曲《ハムレット》作品67a(1888年)
交響的バラード《地方長官》作品78(1890 – 91年)
バレエ組曲《くるみ割り人形》作品71a(1892年)
<室内楽曲Chamber music>
《弦楽六重奏曲》ニ短調 作品70「フィレンツェの想い出(Souvenir de Florence)」(1887 – 92年)
《弦楽四重奏曲》変ロ長調(1865年)(第1楽章のみ)
《弦楽四重奏曲第1番》ニ長調 作品11(1871年)
《弦楽四重奏曲第2番》ヘ長調 作品22(1874年)
《弦楽四重奏曲第3番》変ホ短調 作品30(1876年)
《ピアノ三重奏曲》イ短調 作品50「ある偉大な芸術家の思い出のために」(1882年)
《なつかしい土地の思い出》(ヴァイオリンとピアノのための) 作品42(1878年)
<ピアノ曲Piano musiP>
《6つの小品》作品19から第4曲「ノクターン」
《ピアノソナタ》嬰ハ短調 作品80(1865年)- 4楽章構成
《ハープサルの想い出》作品2 – 第1曲「城跡」(1867年)-第2曲「スケルツォ」(1863年、1864年)-第3曲「無言歌」(1867年)
《50のロシア民謡》(1868 – 69年)- 民謡を4手連弾のために編曲した作品。
《6つの小品》作品19(1873年)
《同一主題による6つの小品》作品21(1873年)
《四季》(12の性格的描写)作品37a(1875-76年)
《中級程度の12の小品》作品40(1876 – 78年)- 第2曲「悲しい歌」、第6曲「無言歌」
《ピアノソナタ ト長調》作品37「グランドソナタ」(1878年)-4楽章構成
《子供のアルバム》(24の易しい小品)作品39(1878年)
《6つの小品》作品51(1882年)- 第4曲「ナタ・ワルツ」、第6曲「感傷的なワルツ」
《ドゥムカ》ハ短調 作品59(1886年)- 「ロシアの農村風景」という副題を持つ
《18の小品》作品72(1893年)
<合唱曲Choral piece>
《オラトリオ》(186-64年ごろ)
カンタータ《歓喜に寄せる》(1865年)(ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲第9番ニ短調の第4楽章と同じくシラーの詩のロシア語訳による)
《花と昆虫の合唱》(1869年)
《ピョートル大帝生誕200周年記念カンタータ》(1872年)
《ペトロフの舞台生活50周年祝賀カンタータ》(1875年)
カンタータ《モスクワ》(1883年)
<歌曲lieder>
《6つの歌》作品6(1869年)- 6曲目「ただあこがれを知る者だけが」
《ロメオとジュリエット》(1893年)- 未完の二重唱曲。同名の幻想序曲より素材を転用。
<正教会聖歌Znamenny Chant>
《聖金口イオアン聖体礼儀》作品41(1878年)
《晩祷》作品52(1882年)
《9つの宗教音楽作品》(1884-85年)
<著書Publication>
『実践的和声学習の手引』(モスクワ音楽院講師時代に書かれた和声教科書 1871年) ハンス・フォン・ビューロー

<主な作品の初演年月日Major premiere>
1868年2月15日《交響曲第1番》「冬の日の幻想」指揮:ニコライ・ルビンシテイン、ロシア音楽協会のコンサートにおいて
1870年3月16日幻想序曲《ロメオとジュリエット》指揮:ニコライ・ルビンシテイン、モスクワにおいて
1871年3月《弦楽四重奏曲第1番》ロシア音楽協会、モスクワ音楽院でおいて。第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」が特に好評。
1873年2月7日《交響曲第2番》「小ロシア」指揮:ニコライ・ルビンシテイン/モスクワ音楽院管弦楽団、モスクワにおいて
1875年10月25日《ヴァイオリン協奏曲》ハンス・フォン・ビューロー(ピアノ)、指揮:ベンジャミン・ピール、米国、ボストンにおいて
1875年11月19日《交響曲第3番》「ポーランド」指揮:ニコライ・ルビンシテイン、モスクワにおいて
1876年11月17日《スラヴ行進曲》指揮:ニコライ・ルビンシテイン、モスクワ音楽院において
1877年2月20日バレエ音楽《白鳥の湖》ボリショイ劇場において
1877年11月30日《ロココの主題による変奏曲》ヴィルヘルム・ツァーベ(チェロ)/ニコライ・ルビンシテイン(ピアノ)、モスクワにおいて
1878年2月22日《交響曲第4番》指揮:ニコライ・ルビンシテイン、にモスクワにおいて
1879年3月17日歌劇《エフゲニー・オネーギン》指揮:ニコライ・ルビンシテイン、モスクワ・マールイ劇場において
タチアーナ:マリーヤ・クリーメントヴァ、オネーギン:セルゲイ・ギエフ、オリガ役:アレクサンドラ・レヴィツカヤ、レンスキー:ミハイル・メドヴェージェフ、グレーミン:ヴァシーリイ・マサロフ。
1879年12月20日《組曲第1番》指揮:ニコライ・ルビンシテイン、モスクワにおいてロシア音楽協会のコンサート、モスクワにおいて
1880年12月6日《イタリア奇想曲》指揮:ニコライ・ルビンシテイン、ロシア音楽協会の定期演奏会、モスクワにおいて
1881年10月30日《弦楽セレナーデ》ハ長調作品48、指揮:エドゥアルド・ナプラヴニーク、ロシア音楽協会のコンサート、サンクトペテルブルクでにおいて
1881年12月4日《ヴァイオリン協奏曲》アドルフ・ブロツキー(ヴァイオリン、指揮:ハンス・リヒター/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1882年8月20日《1812年序曲》救世主キリスト大聖堂において
1884年2月16日《組曲第2番》指揮:マックス・エルトマンスデルファー、ロシア音楽協会のコンサート、モスクワにおいて
1885年3月6日《協奏的幻想曲》指揮:マックス・エルドマンスドルファー、セルゲイ・タネーエフ(ピアノ)、モスクワにおいて
1886年3月11日《マンフレッド交響曲》指揮:マックス・エルトマンスデルファー、モスクワにおいて
1888年11月17日《交響曲第5番》指揮:作曲者自身、サンクトペテルブルクのロシア音楽協会において
1890年1月15日バレエ音楽《眠れる森の美女》オーロラ姫:カルロッタ・ブリアンツァ、デジレ王子:パーヴェル・ゲルト、リラの精:マリヤ・プティパ(振付家プティパの娘)、カラボスと青い鳥の二役:エンリコ・チェケッティ。ペテルブルクの帝室マリインスキー劇場において
1890年12月19日歌劇《スペードの女王》指揮:エドゥアルド・ナープラヴニーク、サンクトペテルブルク、マリインスキー劇場において
1892年12月6日バレエ音楽《くるみ割り人形》金平糖の精:A・デルエラ、コクルーシュ王子:P・ゲルト、クララ:S・べリンスカヤ、くるみ割り人形:S・レガート。サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場において
1893年10月28日《交響曲第6番》「悲愴」指揮:作曲者自身、サンクトペテルブルクにおいて