カ-ル・オルフ

生没年・出身地・歿地・墓地
カ-ル・オルフ生誕 Carl Orff

(1894年7月10日ドイツ帝国、バイエルン王国ミュンヘン生)
(1982年3月29日ミュンヘンで歿)

目次(クリックまたはタップで各項目にジャンプします。)

1.職業

ドイツの作曲家・音楽教育家

2.称号

3.経歴

バイエルンの旧家の出、父、祖父ともドイツ帝国で活躍した軍人。祖父がユダヤ人でのちにカトリックに改宗。母はピアニスト
幼少から楽才を認められる

5才からピアノ、チェロ、オルガンを習い始める
地元のヴィッテルスバッハ中高等学校に入り学校のオーケストラや合唱団で最初の音楽演奏を経験する

1911年「5つの歌曲」を出版

1912年学校を中退しミュンヘン音楽院に入りアントン・ベ-ア‐ヴァ-ルブルンに作曲法を学ぶ

1913年日本の歌舞伎「寺子屋」を題材にしたオペラ「犠牲」を作曲

1914年卒業

1915~17年ミュンヘン・カンマースピエール劇場指揮者助手

1917~18年第一次世界大戦に徴兵され東部戦線のトレンチの戦闘で重傷を負い除隊しミュンヘンに戻る

1918~19年マンハイム国立歌劇場とダルムシュタット州立歌劇場指揮者

1920年アリス・ソルヒャーと結婚。ミュンヘンで1921年迄ハインリッヒ・カミンスキーに作曲法を師事

1924年舞踊家ドロテ-・ギュンターと「ギュンタ-・シェ-レ学校」を設立し1936年迄音楽部門の指導責任者。この間「音楽教育論」を出版

1930年ミュンヘン・バッハ協会指揮者(戦後・1950~60年ミュンヘン・バッハ会長就任)

1934年ナチ化により辞任

1936年カンタ-タ「カルミナ・ブラ-ナ」作曲、翌年フランクフルトで初演され大成功を収める

1939年ゲルトルート・ウィートと再婚

1949~82年ザルツブルク、モ-ツァルテウム音楽大学オルフ音楽研究所指導者

1950~ミュンヘン音楽院作曲科教授・1960年から学部長

1954年門下のグニルト・ケ-トマンの協力により「ムジカ・ポエティカ(音楽教育論)」改定出版。同年ルイ-ゼ・リンザ-と再婚

1955年チュービング大学名誉博士号授与

1956年ミュンヘン大学名誉博士号授与

1960年リサロッテ・シュミットと再婚

1972年ミュンヘン大学から名誉博士号授与

4.主な作品

舞台作品
オペラ『犠牲』Gisei – Das Opfer op. 20 歌舞伎『寺子屋』を素材とした最初のオペラ。(1913年)
勝利 三部作 „Trionfi“
カンタータ『カルミナ・ブラーナ』(1937年)
カンタータ『カトゥーリ・カルミナ(英語版)』(1943年)
カンタータ『アフロディテの勝利(英語版)』(Trionfi dell’ Afrodite)(1952年)
メルヒェン芝居 三部作 „Märchenstücke“
オペラ『月』。グリム童話による。台本・作詞:オルフ(1937年 – 1938年)
オペラ『賢い女』(Die Kluge)。グリム童話による。台本・作詞:オルフ(1940年 – 1941年)
オペラ『夏の夜の夢』Ein Sommernachtstraum (1917, 1939, 1952, endgültige Fassung 1962 UA: 1964)
バイエルンの世界劇 四部作 „Bairisches Welttheater“
1947年 『ベルナウアーの女』 (Die Bernauerin)。アグネス・ベルナウアーを題材とした作品。
1953年 オペラ・バレエ『アストゥトゥーリ(ドイツ語版)』 あるバイエルンのコメディ (Astutuli, eine bairische Komödie)。ミゲル・デ・セルバンテスの魔法劇による。
1956年 復活祭カンタータ『キリスト復活のコメディア』 (Comedia de Christi Resurrectine)
1960年 クリスマス音楽劇『キリスト降誕劇』(Ludus de nato infante mirificus, Ein Weihnachtsspiel)
世界劇 四部作„Theatrum Mundi“
1949年『アンティゴーネ』 (Antigone)。ソフォクレスの悲劇による。
1959年『暴君エディプス王』 (Oedipus der Tyrann)。ソフォクレスの悲劇による。
1968年『プロメテウス (オルフ)(ドイツ語版)』
1973年 オペラ『時の終わりの劇』。世界の終末についてのオルフ独自の世界観・哲学的考察とも言うべき作品、初演は1973年8月20日、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ケルン放送交響楽団等により、ザルツブルク祝祭大劇場にて。 (新版 1977出版)
その他の作品
5つの歌曲 同年に出版。(1911年)
バリトン独唱、3つの男声合唱と管弦楽のための「ツァラトゥストラ」 op.14(1911-1912年、未完)
弦楽四重奏『断章』 (Quartettsatz)。Leopolder Quartetにより初演。(1914年)
管弦楽のための作品「踊る牧神」(Tanzende Faune) op.21(1914年)
『オリンピック輪舞』 (Olympische Reigen)。ベルリンオリンピックのために作曲。(1936年)
教育音楽『ムジカ・ポエティカ』 (子供のための音楽、グニルト・ケートマン(英語版)との共作; 1930–35, 新版1950–54)
カンタータ
フランツ・ヴェルフェルによる三つのカンタータ (1929/30, 新版1968)
ベルトルト・ブレヒトによる二つのカンタータ (1930/31, 新版1973/1968)
編曲
ラメンティ クラウディオ・モンテヴェルディによるオルフェウス (1924; Neufassung 1939)
アリアドネの嘆き (1925, Neufassung 1940)
Tanz der Spröden (1925, Neufassung 1940)
1940年 『エントラータ』 (Entrata für Orchester)
ウィリアム・バードの„The Bells“による五群のオーケストラとオルガンの作品(1928, Neufassung 1941)
台本
1948年 音楽劇『キリスト降誕物語』 (Die Weihnachtsgeschichte) 台本を担当

5.その他

6.初演

7.関連動画

Carmina Burana /Koninklijke Chorale Cæcilia

 

Catulli Carmina

 

Trionfo di Afrodite

 

Die Kluge

 

Litanei

 

Four Short Pieces (Schulwerk)

 

Carl Orff – Gassenhauer

 

参考文献:「クラシック作曲家辞典」中河原理監修、フェニックス企画編 東京出版堂 「音楽史(音楽講座)」堀内敬三著 音楽之友社 「偉大なる作曲家のためのカルテ」五島雄一郎著 医療ジャーナル社 「wikipedia」 「glennmie.blog.s0-net.ne.jp」 「robortkelloyphd.com」 「dictionary/composer/alkan」 「maucamedus.net/solmization/gawut」 「www.tcat.ne.jp/eden/music」 「www.cadenza-od.com」 「www.coara.or.jp/-doraemon/gagaku/nenpyoz.htm」 「www.gecities.jp/gzgaku.ryuteki」 「www.univesal-music,co.jp」 「maokato.jp/bihoro/bihoro 「homepage3.nifty.com/cio/a-alta」 「www.wagnerdailas.com」 「江戸東京年表」吉原健一郎・大濱徹也編 小学館 「日本史・世界史 同時代比較年表」楠木誠一郎著 朝日新聞出 「音楽文庫・日本音楽史」伊庭孝著 講談社 「tsuzu/asakusaopera-nenpu.html」 「tsuzu/operetta-kafu.html」