河原洋子


河原洋子
Yoko Kawahara
日本人で初めてバイロイト祝祭劇場と契約した声楽家として知られている

生没年・出身地・歿地・墓地
1939年9月3日東京生まれ 

目次(クリックまたはタップで各項目にジャンプします。)

1.職業

声楽家・(ソプラノ歌手)

2.称号

3.【楽歴】

1960年桐朋学園短期大学入学
1964年桐朋学園大学音楽学部卒業
1969年ドイツ・ケルン音楽大学留学
ボン市立歌劇場で《魔笛》パミーナ役でヨーロッパデビュー。《ばらの騎士》ゾフィー役、《フィデリオ》マルツェリーネ役、《トゥランドット》リュー役、《オテロ》デズデモナ役を西ドイツ各地の歌劇場で歌う。
1972年ハンブルク国立歌劇場専属となり、ミュンヘン、西ベルリン、マンハイム、ケルンなどの歌劇場、バイロイト音楽祭に出演(1972-1976年)し、《神々の黄昏》ラインの娘役、《ラインの黄金》ヴォ―クリンで役、《ジークフリート》森の小鳥役に出演した。
師事:戸田敏子、E・ボゼニウス

【関係団体】
二期会会員

【受(章)賞歴】
1965年第34回日本音楽コンクール第3位
1979年第7回ウィンナーワルド・オペラ賞「オペラ大賞」受章

4.<経歴>


1939年9月3日東京生まれ 

1960年
桐朋学園短期大学入学

1964年
桐朋学園大学音楽学部卒業

1965年
第34回日本音楽コンクール第3位

1968年
5月13-14日二期会<新人オペラ公演>《コシ・ファン・トゥッテ》フィオルディリージ役で正式デビュー、九段会館ホル
スタッフ/指揮:山岡重信、演出:栗山昌良
出演/フィオルディリージ:飯田照子, 渡辺洋(河原)、ドラベㇽラ:市丸蒼生, 北村幸子、フェランド:河瀬柳史, 中村健
グリエルモ:山田純彦, 佐伯雅巳、デスピーナ:安田祥子, 加納純子、ドン・アルフォンゾ:田中一正, 松尾篤興

1969年
1月30日,2月3日<二期会オペラ公演>都民劇場音楽サークル第165回定期公演に出演。
舞台祝祭劇「ニーベルングの指輪」序劇《ラインの黄金》  指揮:若杉弘、演出:内垣啓一
ウォータン:大橋国一、ドンナー;吉江忠男, 立川澄人、フロー:宮原卓也(1/3), 下野昇(2/4)、
ローゲ:藤沼昭彦, 島田恒輔、フリッカ:長野羊奈子, 春日成子、
フライア:曾我栄子, 渡辺洋子(河原)、エルダ:伊原直子, 戸田敏子、ファゾルト:平野忠彦, 小島琢磨
ファフナー:佐藤征一郎, 鈴木義弘、アルベリヒ:栗林義信, 木川田誠、ミーメ:森敏孝, 砂川稔
ウォークリンデ、小池容子, 佐野順子、ウェルグンデ:林康子, 佐藤暉子、フロースヒルデ:木村宏子, 石光幸子
ドイツに留学、ケルン音楽大学入学
ボン市立歌劇場で《魔笛》のパミーナ役でヨーロッパ・デビューした
その後同歌劇場で《ばらの騎士》のゾフィー役、《フィデリオ》マルツェリーネ役、《トゥランドット》リュー役、《オテロ》デズデモナ役を歌った

1970年
<二期会・藤原歌劇団公演>「ベートーヴェン生誕200周年記念連続演奏会」 ベートーヴェン《フィデリオ》
出演:レオノーレ:長野羊奈子, 平田恭子、マルツェリーネ:河原洋子, 大川隆子、フロレスタン:宮原卓也, 下野昇
ヤッキーノ:砂川稔, 島田恒輔、ドン・ピツァロ:木村俊光, 平野忠彦、ドン・フェルナンド:吉江忠男, 田島好一
ロッコ:佐藤征一郎, 小田清、第1の囚人:金谷良三、第2の囚人:鈴木義弘
指揮:若杉弘、演出:内垣啓一、読売日本交響楽団、合唱:プロ合唱団連合

1972年
ハンブルク国立歌劇場の専属となり、ミュンヘンのバイエルン国立歌劇場、西ベルリンのベルリン・ドイツ・オペラ、マンハイム、ケルンなど西ドイツ各都市の歌劇場で歌い、フランスやイタリアの歌劇場でも歌った
ワーグナー楽劇《神々の黄昏》ラインの娘でバイロイト祝祭劇場日本人初出演

1974年
1月25,27,30日<二期会公演>グルック《オルフェーオとエウリディーチェ》   東京文化会館
指揮:若杉弘、演出:鈴木敬介、出演:オルフォイス:伊原直子、オイリディケ:河原洋子、愛の神:市川倫子
合唱:二期会合唱団、バレエ:東京シティ・バレエ団、東京フィルハーモニー交響楽団、チェンバロ:塚田佳男
12月22日ベートーヴェン《交響曲第九番》       NHKホール
出演:河原洋子(S.)、伊原直子(A.)、田口興輔(T.)、岡村喬生(Bs.)、
指揮:スイトナー、NHK交響楽団、合唱:国立音楽大学

1976年
ワーグナー楽劇《ラインの黄金》ヴォークリンデ役で出演、バイロイト祝祭劇場
ワーグナー楽劇《ジークフリート》森の小鳥役で出演、バイロイト祝祭劇場

1979年
5月16,17,18日 <二期会公演> モーツアルト《魔笛》  指揮:ヴォルフガング・サヴァリッシュ
出演:ザラストロ:岡村喬生、タミーノ:ペーター・シュライヤー、弁者:平野忠彦、僧侶Ⅰ:河瀬柳史
僧侶Ⅱ:鈴木義弘、夜の女王:ズジスラワ・ドナート、パミーナ:河原洋子、侍女Ⅰ:大川隆子、侍女Ⅱ:春日成子
侍女Ⅲ:秋葉京子、童子Ⅰ:岡崎亮子、童子Ⅱ:除野弘子、童子Ⅲ、牧川典子、パパゲーノ:久岡昇
パパゲーナ:真嶋美弥:モノスタトス、宮原卓也、武士Ⅰ:下野昇、武士Ⅱ:木川田澄
演出:鈴木敬介、合唱(ザラストロの国の住人):二期会合唱団, 二期会オペラ・スタジオ研究生、NHK交響楽団
八岐大蛇:花柳衛志郎(徳兵衛舞踊団)

1981年
5月14,18、23日 <二期会公演>ベートーヴェン《フィデリオ》  指揮:ヴォルフガング・サヴァリッシュ 
ドン・フェルナンド(大臣):大島幾雄、ドン・ピッツァロ(国立監獄所の所長):木村俊光、
フロレスタン(政治犯):ヘルマン・ヴィンクラー、ロッコ(監獄の番人):佐藤征一郎
レオノーレ(フロレスタンの妻、男装してフィデリオと名乗る):エヴァ・マルトン、囚人I:種井静夫
囚人II、渕脇和範、マルツェリーネ(ロッコの娘):河原洋子、ヤッキーノ(ロッコのアシスタント):小林一男
演出:鈴木敬介、二期会合唱団, 二期会オペラ・スタジオ研究生、NHK交響楽団     東京文化会館

1982年
ハイドン:オラトリオ「天地創造」 指揮:ヴォルフガング・サヴァリッシュ/N響、に出演。NHKホール

1983年
11月26,27日モーツアルト《ドン・ジョヴァンニ》ドンナ・アンナで出演  日生劇場
ドン・ジョヴァンニ:勝部太、騎士長:木川田澄、ドンナ・アンナ:河原洋子、ドン・オッターヴィオ:小林修
ドンナ・エルヴィラ:大下久見子、レポレロ:池田直樹、マゼット:山村民也:ツェルリーナ:鮫島有美子
指揮:秋山和慶、演出:鈴木敬介、東京交響楽団、二期会合唱団

1984年
5月4,7日<ハンブルク国立歌劇場来日公演>リヒャルト・シュトラウス《影のない女》     NHKホール
出演:皇帝:ロベルト・シュンク、皇后:レオニー・リザネク、乳母:ヘルガ・デルネシュ、片目:ウデ・クレコウ
バラク:フランツ・フェルディナント・ネントヴィヒ、バラクの妻:ギネス・ジョーンズ、片腕:カール・シュルツ
霊界の使者:ハラルト・シュタム、神殿の番人:河原洋子、青年:ハインツ・クルーゼ、鷹の声:マリアンネ・ヒルスティ
天上の声:オリーヴ・フレドリックス、せむし:フリーデル・シュトリッカー
指揮:クリストフ・フォン・ドホナーニ、演出:クルト・ホルスハンブルク国立歌劇場管弦楽団、ハンブルク国立歌劇場合唱団
5月6,8,9,14,17,20,22日ハンブルク国立歌劇場来日公演>モーツアルト《魔笛》
出演:ザラストロ:クルト・モル、夜の女王:カーラ・デル・レー, セリナ・リンツレイ
タミーノ:リューディガー・ヴォーラース, ホルスト・ラウベンタール
パミーナ:ヘレン・ドナート, ガブリエレ・フォンターナ
パパゲーノ:ラッセル・スミス, ウデ・クレコウ
パパゲーナ:マリアンネ・ヒルスティ, ユッタ=レナータ・イーロフ、モノスタート:ペーター・ハーゲ
弁者:フランツ・グルントヘーバー, フランツ・フェルディナント・ネントヴィヒ
3人の侍女1:ハイデ・クリスチアン, 河原洋子
3人の侍女2:エリザベット・シュタイナー, ヒルデガルト・ハルトヴィヒ
3人の侍女3:マリアナ・リポフゼック, オリーヴ・フレドリックス
2人の兵士1:ロナルド・ハミルトン, ロベルト・シュンク, ハイキ・ジュウコラ
2人の兵士2:カール・シュルツ、僧侶:フリーデル・シュトリッカー, ハインツ・クルーゼ
三人の童児:テルツ少年合唱団員
指揮:クリストフ・フォン・ドホナーニ、演出:アッヒム・フライヤー
ハンブルク国立歌劇場管弦楽団、ハンブルク国立歌劇場合唱団
会場:(1-4日) 東京文化会館大ホール、(5日) 神奈川県民ホール大ホール、(6日) 名古屋市民会館大ホール
(7日) フェスティバルホール、(8日) 福岡サンパレスホール
主催:中部日本放送主催、神奈川県民ホール・名古屋市・朝日放送・RKB毎日放送
12月22日ベートーヴェン《第九》「合唱つき」に出演、指揮:ヴァーツラフ・ノイマン/N響

1986年
11月21,23日<ニッセイ・オペラ・シリーズ>ウェーバー《摩弾の射手》演出:鈴木敬介、指揮:秋山和慶、 日生劇場
出演:オットカール:大島幾雄、クーノ:山口俊彦 、アガーテ:河原洋子, 大下久見子、マックス:小林一男, 若本明志
エンヒェン:釜洞祐子、カスパール:宮原昭吾, 山村民也、隠者:高橋修一、ザミエル:平野忠彦
キリアン:佐藤光政, 越智則英、演奏:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
 
1987年
<KAY合唱団事務局創立40周年記念第76回定期演奏会>ヘンデル《メサイア》河原洋子(S.)、荒道子(A.)、蔵田雅之(T.)、多田羅迪夫(Bs.)、オルガン:草間美也子、チェンバロ:熊谷三香子、、指揮:奥田耕天/東京室内管弦楽団 サントリーホール
<フェリス女学院大学> ヘンデル『メサイア』ソプラノソロ 指揮:奥田耕天、テノール:蔵田雅之、バス:多田羅迪夫、読売日本交響楽団 サントリーホール[6]

5.主な作品

CD:CD8枚組交響曲第九番『合唱』(八つの演奏)サヴァリッシュ、マタチッチ、スイトナー、ライトナー、シュタイン、ビエロフラーヴェク、NHK交響楽団(8XRCD)1973年~1979年 日本伝統文化振興財団
CD2枚組  1976年(昭和51年) 7月24日ライブ バイロイト祝祭劇場 ワーグナー楽劇『ラインの黄金』ピエール・ブーレーズ指揮バイロイト祝祭o.&cho. 河原洋子:ヴォークリンデ
CD2枚組  1976年(昭和51年) 7月27日ライブ バイロイト祝祭劇場 ワーグナー楽劇『ジークフリート』ピエール・ブーレーズ指揮バイロイト祝祭o.&cho. 河原洋子:森の小鳥

6.初演

7.関連動画

「河原洋子プロフィール」

J.ハイドン 《天地創造》
ソプラノ:河原 洋子 
テノール:山路 芳久 
バ  ス:芳野 靖夫 
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
NHK交響楽団
合 唱 :松原混声合唱団
     三菱商事コーラス同好会

参考文献:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E5%8E%9F%E6%B4%8B%E5%AD%90 / https://opera.tosei-showa-music.ac.jp/search/Author/Home? / https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E5%8E%9F%E6%B4%8B%E5%AD%90/河原洋子 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 / author=%E6%B2%B3%E5%8E%9F%E6%B4%8B%E5%AD%90&informationType[]=Find_PerformanceInformation/昭和音楽大学オペラ研究所オペラ情報センタ/ / history-of-music.com/クラシック音楽家歴史年譜