生没年・出身地・歿地・墓地
ハンス・ザックス 生誕 Hans Sachs
(1494年11月5日ニュルンベルク生)
(1576年1月19日ニュルンベルクで歿)
1.職業
ドイツのマイスタージンガー・劇作家・詩人・靴屋の親方
2.称号
3.経歴
父イエルク・ザックスはザクセン地方のツヴィツカウからニュルンベルグに移住した裕福な仕立屋、妻はクリスティーナ、その家庭の長男。1502~09年教会付属ラテン語学校に入る
1509~11年靴屋に奉公
1512年徒弟となりレーゲンスブルク、パッサウ、ザルツブルク、オスナブリュック、リューベック、ライプツィヒ等へ修行放浪の旅を続ける。
1513年オーストリアのヴェルスの町に滞在中、通り過ぎるマクシミリアン皇帝の眼にとまり、インスブルックの宮廷で王子に一時仕える。歌の勉強を始めようと決心。
ミュンヘンのリンネ織りの親方でマイスタージンガー、音楽教育者リーンハルト・ヌネンベックに1515年まで歌を師事
1516年帰郷
1519年クニクンデ・クロイツァーと結婚
1520年靴屋の親方として独立。宗教改革の指導者マルティン・ルーテルの思想に傾倒
1523年「ヴィッテンベルクの鶯」の詩を発表
1524年「司教座参事会員と靴屋の対話」など発表
1527年オジアンダーとの共著「教皇の奇妙な予言を解く」で市参事会から出版禁止処分を受ける
1530年「ニュルンベルク市を讃える詩」を発表
1560年妻の死
1561年バラバラ・エンデルスと再婚
1567年自伝詩「わが詩集のすべて」発表。
4.主な作品
4000以上のマイスター歌、2000以上の劇など生涯6000以上の作品を残した
5.その他
ハンス・ザックスを題材とした作品にワグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」、アルベルト・ロルツィング(1840年作)の歌劇「ハンス・ザックス」などがある