ヘルマン・リッター

生没年・出身地・歿地・墓地
ヘルマン・リッター生誕 Hermann Ritter

(1849年9月16日ヴィセマール市生)
(1926年1月25日ヴュルツブルクで歿)

目次(クリックまたはタップで各項目にジャンプします。)

1.職業

ドイツのリッターヴィオラ開発者・ヴィオラ奏者・作曲家・音楽歴史家

2.称号

3.経歴

1865~70年ベルリンの新音楽芸術院で奨学金を受けヴァイオリンを学ぶ
ここでJ・ヨアヒムに短期間レッスンを受けたようだ
1870年シュヴェリン宮廷合奏団員になる
その後ハイデルベルク市のオーケストラの指揮者に就任
ハイデルベルクのルブレヒト・カール大学(ハイデルベルク大学)に進学、音楽史、哲学等を専攻。一方、ヴィオラが華やかなヴァイオリンやチェロに比べ脇役的存在であり、同質性を求めて質の高い豊かな響きや音色を研究していた
1782年パドヴァで印刷されたアントニオ・バガテッラの「ヴァイオリン製作の原則」でヴィオラの開発を試み失敗し、ヴュルツブルクのヴァイオリン製作者のカール・アダム・ホーレンにこれ等の原則に基づき「ヴィオラ・アルタ」の製作を依頼した。
製作されたビオラをリッターはワグナーが中音域の楽器を求めていることを知らされていた
1876年2月9日リッターは新しいタイプのヴィオラを持ってワグナーを訪ねる
ワーグナーの祝祭管弦楽団にリッターのヴィオラが採用され第一回バイロイト音楽祭からリッターヴィオラは使われる
リッター自身の演奏会でも成功を収め、ヨーロッパではリッターヴィオラと呼ばれ広がり始める
リッターはバイロイト祝祭管弦楽団のヴィオラアルタ奏者として出演
製作者のアダム・ホーレンの亡き後はフィリップ・ケラーがリッター・ヴィオラの型を取得し、5弦リッターヴィオラの製作を受け継ぐ

4.主な作品

「序奏とマズルカ」、「幻想曲集1・2」、「ヴィオラ学校ヴィオラアルタ指導方法」、「ヴィオラアルタ基本技法」等

5.その他

ヴィオアラアルタの開発者
現在、リッターの開発したヴィオラアルタ・ソリストとして活躍している演奏家は平野真敏氏(日本)、カール・スミス(米国)等がいる

6.初演

7.関連動画


Tarentella By Hermann Ritter Op.37 No.5 played by Spencer Hunt, Mvt.3
 

 

 

 

 

 

参考文献:「クラシック作曲家辞典」中河原理監修、フェニックス企画編 東京出版堂 「音楽史(音楽講座)」堀内敬三著 音楽之友社 「偉大なる作曲家のためのカルテ」五島雄一郎著 医療ジャーナル社 「wikipedia」 「glennmie.blog.s0-net.ne.jp」 「robortkelloyphd.com」 「dictionary/composer/alkan」 「maucamedus.net/solmization/gawut」 「www.tcat.ne.jp/eden/music」 「www.cadenza-od.com」 「www.coara.or.jp/-doraemon/gagaku/nenpyoz.htm」 「www.gecities.jp/gzgaku.ryuteki」 「www.univesal-music,co.jp」 「maokato.jp/bihoro/bihoro 「homepage3.nifty.com/cio/a-alta」 「www.wagnerdailas.com」 「江戸東京年表」吉原健一郎・大濱徹也編 小学館 「日本史・世界史 同時代比較年表」楠木誠一郎著 朝日新聞出 「音楽文庫・日本音楽史」伊庭孝著 講談社 「tsuzu/asakusaopera-nenpu.html」 「tsuzu/operetta-kafu.html」